コミュニケーション能力が売り

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060414/114499951

たいして中身のない人が、コミュニケーション能力を武器に、要領よく立ち回って得意げになってるのって、いやな感じですよね。

あのいやらしさって、どこからくるのでしょう?

もちろん、中身とコミュニケーション能力の両方を兼ね備えた人が理想なわけですが、現実には、どちらかに偏っている人はよくいます。そして、中身かコミュニケーションかのどちらかをウリにして自分の居場所を確保していることがよくあります。

この方、相当僕に似た意見をお持ちでらっしゃる。「コミュニケーション能力が売り」とか「みんなの意見を纏め上げて…」とか「個々人の能力を的確に掴んで…」とかそういうことを売りにしている人って、大抵一緒に仕事をしたくない人間が多い。大抵はそいつ自体は何でもない人間であるからだ。それで「出来るけれど、自己発信しないタイプ」の人間に寄りかかって生きていってるにも関わらず、そいつより評価されてしまったりする。だから採用面接などで、そういう言葉を口にする人間は大抵評価が下がってしまう。「まず君の価値は何なのかな?」そういう気持ちになってしまうのだ。
さらにこういう人間のような会社もある。高い技術力を持っているわけでもなく、製品がすごく良いわけでもなく、ただ「たまたまそのポジションに一番最初に入ってきた」だけの会社、要するにビジネスモデル(嫌いな言葉)が最大の武器のような会社である。個人的には、小生意気だけど、なんか気に喰わないんだけど、無愛想で宣伝下手なんだけど、製品があまりにも良すぎるから成長しちゃった、そんな会社が好きである。今は大分違うけど、AppleやGoogleはそういう匂いのする会社だ。
コミュニケーションが必要でないなんて思わないけれど、価値を生み出せる者同士のコミュニケーションじゃないと何の意味もない。だからまず、確かな価値を生み出せる人間になるように努力しているわけです、僕は。