大和信夫「ロボットと暮らす」

ロボットと暮らす 家庭用ロボット最前線 [ソフトバンク新書]

ロボットと暮らす 家庭用ロボット最前線 [ソフトバンク新書]

「ソフトバンク新書を一冊買ってみよう」と思って買ってみた本である。理系本かと思っていたら、中身は全然違った。会社の帰りの時間だけで読んでしまった。

本書はロボットベンチャーの代表取締役である著者(ロボットサッカーの大会で、二年連続優勝した経緯もあるようだからエンジニアなのかも)による、現在時点での家庭用ロボットにまつわる状況をまとめたものである。だから話の中心はアシモやAIBOである。人々がロボットに対して抱くイメージや、期待する労働、そしてその期待にどの程度今の技術が答えられるのか、そのあたりを素人にも分かるように解説されている。産業用ロボットについては触れる程度。ロボットが経済にどのくらい影響を与えているかと、今後与えるかについても軽く解説されている。
「家庭用ロボットの可能性についてサラッと知りたい」という人がいれば、この本は良いんじゃないかと思う。

しかし本書でも触れられているが、SONYのAIBO生産中止は何かショックでしたよね。遊び心を無くしてしまった子供を見るようで…