- 作者: James Surowiecki
- 出版社/メーカー: Abacus
- 発売日: 2005/03/03
- メディア: ペーパーバック
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WEB2.0論議に乗っかって話題となっている本書をかるくナナメ読みしてみた。
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結論から言うとナナメ読みして正解だったというか、本書が300ページ弱を使って説明したかったアイデアというのは実にシンプルなもので、最初の一つ二つの章を読んでしまえば分かってしまう。そしてこの「群集の叡智」たるものの考え方は、インターネット時代の若者は自然と身に付けている考え方と思われ、正直あまり斬新に感じるようなアイデアをこの本から得ることはできないだろう。そういう意味で、ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)などと同じようにあまりネットに詳しくない人などが読むための本であると言える。
ネットに詳しい人でも、実際に群集の叡智が世間でどのような成果を生んだのかという事例を知りたいというのであれば、目を通す価値はあると思います。日本語版（「みんなの意見」は案外正しい）も出版されているので、よろしかったらどうぞ。