村上隆「69(Sixty nine)」

69(Sixty nine)

69(Sixty nine)

なるべく読まないようにと思っているのだが、また小説を読んでしまった。

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ブックオフの100円コーナーで発見し、約一時間で読了。よい買い物だった。

ときは1969年、世に共産主義という言葉がはびこる中で、退屈でパワーを持て余している、そして女の子にもてたくて目立ちたくて、教師や世の中に批判的な男子高校生の物語(どんな男子高校生にも少しは当てはまると思うが)。どうやら著者の思い出を小説化したものらしい。意外と爽やかな物語だった。

どうやら映画化もされているようで、今度観てみてもよいかなと思う。