本屋という空間が好きなので、リアル書店には頑張って貰いたいのだが。
asahi.com : ネット書店で本「延命」 巨大倉庫が書棚のかわり
大規模書店の場合、店頭にある本をネット書店の在庫としても使えるが、小規模書店には難しい。昨年1年間で全体の5%に当たる約900店が廃業した現実がある。
出版プロデュースを手がける「エリエス・ブック・コンサルティング」の土井英司代表は「小さな書店は品ぞろえを個性的にして、ちょっとやそっとの検索ではたどり着かないような本を紹介する必要がある」と話す。
「ちょっとやそっとの検索ではたどり着かないような本を紹介する」といっても、個人の購入履歴などの膨大なデータベースを持つネット書店以上に「個人的な紹介」をするというのはやはり無理であろう。
リアル書店にしか出来ないことと言えば、やはり対話である。リアルな接点を持つことである。そして立ち読みである。Amazonのなか身検索もそこそこ使えるとはいえ、やはり立ち読みには敵うまい。立ち読みは「購入に際して本の中身を調べる」という行為を超越した独特の行為だと思う。リアル書店はそうした「本と人との接触」、「客と本屋さんとの接触」という点に着目して今後営業していくべきだろう。