要するに、社会的な地位向上策なんですよね。言いたいことは。
ITMedia News : 「日本のIT技術者、幸せではない」──MSの課題
「日本のITプロフェッショナルはあまり幸せではない」──マイクロソフトのダレン・ヒューストン社長は、7月13日開いた経営方針説明会で、IT技術者の地位向上を新年度の課題に挙げた(関連記事参照)。
スラッシュドットとか見てみると、結構「幸せって何だっけ?」的な議論に陥ってしまってるけど、要するに「IT技術者の社会的な地位の向上」ということが言いたいのではないでしょうか。例えば医者とか弁護士って社会的に認められていますよね。例え激務だとしても、世間様に認められることで人は満たされる。「医者や弁護士は報酬が良いからなぁ」というのであれば、例えばフライトアテンダントや看護士を考えてみるといい。多くない報酬と結構きつい労働環境がそろった職場だと思っているのだけど、世間的な認知度、イメージ、地位が結構高い。なので働いていることに誇りが持てる。そういうこと。
だから残業時間がうんぬんとか報酬がうんぬんとかいうよりも、まず小学校の子供の「将来なりたい職業ランキング」の何位に「IT技術者」とか「プログラマー」とかを入れることが出来るのかってそういう話ですよ。そこにさ、警察官とか電車の運転手とかも入ってくる訳じゃない。そこにIT技術者だって入ってたっていいじゃないか。
そういう意味で、まずマイクロソフトなんかよりもゲーム会社ががんがん頑張れ。自社のスタープログラマー使って子供達の耳目を集めよう。もっと憧れの存在になったっていいと思う職業でしょう、ゲームプログラマーは。子供の頃の憧れってのは結構ずっと残っているものだし、あとは勝手に「じゃあゲームプログラマーになるにはどうすればいいの?」って勝手に進んでいきますよ子供達は。
「IT技術者」=「うわー大変そー」ってんじゃなくて、「IT技術者」=「大変そーだけどすごいなー」ってそういう風に変えられたらいいね、って話。