「英語が出来なくてもいいや」と絶対に思わないこと

ウノウラボ Unoh Labs : 海外経験のない典型的理系人間が日常会話レベルの英語を話せるようになるまでの道のり

尾藤正人です。

最近僕のアメリカ人の友達がオフィスに来たときに英語で会話をしてたのですが、ようやく僕が本当に英語が話せることが証明できて存在価値を認めてもらえるようになりました。

上記リンク先に書いてある勉強法などは各自工夫して色々な方法を試していけばいいだけの話だが、大事なのは序文「英語が話せることで存在価値を認めてもらえるようになった」という箇所。

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エンジニアだったら「実力があれば英語なんて関係ない」とか「技術は世界の共通言語」だとかそういうこと言ってしまいがちだと思うが、英語は「使えた方がいい」を通りこして「使えるべき」というところまで来ている。英語が出来ると仕事の能力が向上するというのも勿論あると思うが、もっと重要なのは「英語が出来ると仕事の幅が広がる」ということなのだ。これは地理的にもそうだし、受け入れてくれる会社という意味でもそう。
「実力さえあればそれを買ってくれるのでは」という期待もあるとは思う。でもエンジニアはスポーツマンではない。例えば松井が英語できなくても、バッターボックスに入ってしまえばその実力を証明できるというもの。イチローでも中田でもそうだろう。でもエンジニアというか世間一般の普通の仕事であれば、「バッターボックスに入るチャンスすら与えてもらえない」というのが現実。というか、そこに入る為にも英語力が必要になってきたりする訳です、はい。幸運にも何らかの形で最初に実力を見出してもらえるケースはあると思う(例えば自作のサイトが話題になったりとか)。だけど賭けるにはあまりにも小さいチャンスだと思う。
とにかく重要なことは「英語が出来ないことによって、実力を発揮させてもらえない」、「英語が出来ないことを理由に臨むべき仕事に参加させてもらえない」、「自分より実力のないエンジニアが、英語が出来ることを理由に自分より待遇が良い」といったような状況を防ぐこと。「英語なんて…」と言ってしまいがちなエンジニアは、まずそういったことを考えてみよう。