聞き流しの英語学習。
仕事中に音楽を聴いているのですが、特に音楽が好きというよりは、耳栓がわりです。そこで、せっかくなら英語を聞くだけで、そこそこ英語が聞き取れるようにならないかな?と考えています。効果的な教材はありますか?
よほどの癖や訛りのある英語でなければ、リスニングの教材に重要なのはそのスクリプト(話している内容が文章に起こされたもの)が手に入ることと、出来れば日本語訳が手に入ることである。内容の良し悪しは自分にとって興味のある話題かそうでないかくらいの判断でよい。
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何を言っているのかよく聞き取れない英語をいつまでもただただ聴いていても、リスニング能力の向上はあまり望めない。それよりも、ある教材を文章ベースでまず意味を理解し、というか文章ベースでまる暗記してしまい、文章ベースでも理解しづらい部分は日本語訳を参照し、「もう中身は全て分かっている」という状態のものを何度も何度も聞き込むのが良いリスニングの勉強になる。そしてもう聞き飽きるぐらいまで聞き込んだら、次の教材にすすむ。余裕があれば教材と同じように喋ってみる、所謂シャドーイングをやってみるとさらに力がつくと思う。まあこれは自宅でしかできませんが。
実はこの練習はリーディングの勉強にも効果的である。リーディングも「内容を全て把握したうえで」同じ文章を何度も何度も読み込むことで相当な力がつく。受験のときにZ会の速読英単語のひとつにつき10回読んだのだが(しかも声に出して)、結果的に現在の英語力のベースとなった勉強だった。

- 作者: 風早寛
- 出版社/メーカー: Z会
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教材はあまり知らないのですが、もしIT系の話題に興味があれば、当ブログでも何度か取上げているがIT Conversationsというサイトで、IT業界の要人たちのカンファレンスでのスピーチや、インタビュー時の音声が無料で手に入るのでおススメ。日本語訳はありませんが、スクリプトは結構手に入る。