どちらの問題についても、その問題自体についてはコメントはしないというか「まあ勝手にやってくれ」というのが今のスタンスであり、はっきり言って関心がない。
ただこの問題に顕著なのだが、ここのところのリアルの世界とネットの世界の関係について考えると、どうも僕が理想としていた「ネット言説」とも呼ぶべき(または呼びたい)世界は存在していない、もしくは構造化されておらず、Googleでも容易に辿り着けない位置にあるような気がしている。
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おっと、もっと分かり易く書こう。もともとブログとかってリアルな世界の言説(新聞、テレビ)に対するチェック機関のような働きをするんじゃないかと考えていたのだが、どうもリアル言説の「増幅器」となっているような気がしている。波紋を広げるスピードと領域を増幅させているだけの機能を担っているような気がしている。うーん、そんな世界は望まないのだけども。
勿論、ときたま「おっ」と思わせるものに出くわすこともあるというのは認めるし、それがテレビなんかで触れられなかった部分に突っ込んだりとか、そういう素晴らしい状況を見ることもある。ただあんまり多いとは言えないね。
「女性は機械」発言にしたって、少なくともコンテキストがどうだったかくらい検討して欲しいのだが。
追記 :
愛と苦悩の日記: 女性を「出産する機械」に例えた柳沢厚労相
上記リンクの文章はバランス感覚があって良いかな、と思いました。
それこそが女性を「出産機械」と発言した柳澤厚労相の責任である。仮に柳澤厚労相が、経済合理性だけで女性を「出産機械」として徴発するアイデアも何もなしに、単なる女性蔑視から「出産機械」発言をしたのであれば、明らかに厚生労働省の長としては不適格者である。即刻、辞任すべきだ。