桜と日差しとエイプリルフール

家から見える病院とその周りの桜。昨日は本当に天気が良く、僕は行ってないけどお花見には絶好の一日であったことだろう。僕はお花見は正直あまり好きな行事ではないのだけれど、満開の桜を見ることは好き。いや日本人でそれがあまり好きではない人間はほとんどいないだろう。日本人の定義と言ってもいいくらいだ。病院の周りに綺麗な桜が咲いているのは、闘病中の方々の大きな憩いになるに違いない。素晴らしい。

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でも悔しいことにこれが海外の気候の良いところだと、写真はもっと綺麗に写る。悲しいかな日本の日差しは鮮やかな写真には不向きなようだ。勿論僕は写真やカメラのことなんてまったくもって素人だから、あくまで「僕の個人的な限られた経験と大学初級程度の物理知識で判断できる世界では」ということなのだが、会話や文章にそんな枕詞はいちいちつけていられないだろう。会話とはそういう枕詞が省略されていることを理解した同士での知的な精神活動なのかもしれない。
昨日はエイプリルフールで色々ジョークでも考えてブログにアップしようかと思っていたのだけど、あまりにも思いつくジョークのスケールが小さいこと、スケールが大きい嘘を考えると「○○が死んだ」とかそういう人を傷つけそうな内容になりそうだったのでやめた。Slashdotに色々ジョークが上がっていたけれども、今年は何かに爆笑したってことはなかったような気がする。あ、ひとつだけ。The Japan Timesに「渋谷のハチ公が盗まれた」って記事が一面に出てて、奥さんと二人で「ああ、ひどいことをする奴がいるもんだ」とすっかり騙されていた。騙されたと分かったときには爆笑だった。やっぱり騙すより騙される方が面白いってか。エイプリルフール万歳、と思いつつ、来年こそは何かで誰かを引っ掛ける快感を得たいと密かに計画している。