最近読んだ本

電脳社会の日本語 (文春新書)

電脳社会の日本語 (文春新書)

「文字コードは丁度文系と理系の間に落ちている」という考察が面白かった。確かにそうかもしれないが、個人的にはエンジニアがリーダーシップをとっていかなければならない事ではないかと思っている。しかしアメリカが漢字統合論を打ち出してきた件には「流石アメリカ」と良くも悪くも感心した。その無邪気さと言ってもいい傲慢さがアメリカの経済力の強さのひとつの要因だろう。

ちなみに本書は404 Blog Not Found:Unicodeは文字集合か符号化方式かで紹介されていたのを見て購入した。確かに本書も文字コードの勉強にはなったが、より技術的に勉強をしたいなら以下の書籍から始めると良いと思う。

文字コード超研究

文字コード超研究

前半に2進数や16進数の話から始まるのが多少冗長だが、後半は文字コードで抑えておくべき用語とその概念をしっかりと解説しており、これを読むだけで一通りのことは学べるのではないかと思った。