沢尻エリカさんに見るニッチ戦略

最近の一連の沢尻エリカさん報道にはまるで興味はないのだが、もしあれ(彼女の一連の言動)が彼女の(または彼女の事務所の)ニッチ戦略であるとすれば面白いな、とちょっと考えた。
僕の記憶しているところの彼女は「パッチギ!」に出演していたときの所謂清純系のキャラだったのだれど、あのまま清純系を続けていくとなると、例えば長澤まさみさん、新垣結衣さん、堀北真希さん等(あまり詳しくないので、彼女らのポジショニングが適切でないかも)の錚々たる正統派アイドル女優達と真正面からぶつかることになったであろう。彼女達の人気の優劣はよく知らないけれど、まあその中で生き残っていくのは中々大変そうであることは素人目にも分かるというものだ。
だが今沢尻さんが築こうとしているポジション、それは偶然かもしれないが非常にニッチなポジションであるように思える。あくまで僕の意見だけれど、競争の激しい正統派アイドル女優の中で何番手に着いているよりは、多少需要が無いかもしれないけれど、ちょっと反発してて悪っぽいという同年代や年下の同姓から受けそうな彼女の今のキャラは、ビジネス的に言って「あり」なんじゃないかな、と思った。
自分の仕事を考える上での、ニッチという概念は常に頭に置いておきたい。