ユーザというのは今抱えている顧客のことだけではない

「ユーザの為にはこうするべき」
「それをやっちゃうとユーザに迷惑がかかる」
「ユーザはこう言っている」

こういった言葉を聞くとき、その「ユーザ」という言葉の中に「将来我が社の製品を買い、使ってくれるであろう人」は含まれていないことが多い。あくまでそれは「今抱えている顧客」の事を言っているに過ぎない。
勿論今現在製品を使ってくれている人が重要でないわけではないが、あまりにもそちらに傾いた思考が目立つなあ、というのが僕が仕事をしている上でよく感じる事。

「その変更、ユーザは喜ばないよ」

本当にそうだろうか。よく考えてから、つまり「今とこれから」を考えてからそう言ってもらいたい。