ひとつ前のエントリで日本のIT企業(所謂IT企業って書いた方がいいかな)の採用に関するお寒い状況を話題にしたけれど、米国でのこんな記事を目にした。
Last year, salaries of up to $70,000 were common for the best students. This year, Facebook is said to be offering $92,000, and Google has increased some offers to $95,000 to get their share of graduates. Students with a Masters degree in Computer Science are being offered as much as $130,000 for associate product manager jobs at Google.
Google, Facebook Battle For Computer Science Grads. Salaries Soar. – TechCrunch
スタンフォードのような一流大学のコンピュータサイエンス学科を出る学生に対して、昨年までは7万ドルくらいのオファーが相場だったのだが、近年は今をときめくGoogleやFacebookが採用を強化しているおかげで値段がつり上がり、Googleが9万5千ドルものオファーを出すまでに至っている模様。これが修士になると13万ドルってちょw。ジャブジャブお金が使える程儲かっている状況を考慮に入れたとしても、日本の企業がここまでやると思えないないのでやはり「優秀なエンジニアを何としても集めたい」という強い意志があるんだろう。やはり組織の中で上手く動く人間を採用し「組織の力」を信じている日本の文化と、あくまで「個の力」を信じ、その力を強化することで組織を強くしようという文化である(と僕は思っている)米国の企業との差なのかもしれない。いずれにしろ、こんだけ貰える可能性があるのであれば、IT企業の学生における人気は高いだろう。