語り尽くされた内容だけれど、最近はほんとに「なぜ日本から強いソフトウェア企業もといソフトウェアが生まれてこないのか」という疑問が頭を巡る。またこの日本でソフトウェア開発を生業にしていく機会の少なさにも真剣に悩む。もはや優秀な技術者は英語を学ぶ事が必須だと僕が考えるのは、その優秀な技術を活かす立場に自分をおくためには外資に入るか、または外国に飛び出さなければならないからなのだ。日本に良い機会がまったくないと言うつもりはない。ただ極端に少ないのだ。ましてや平均以上の収入を、他の職種より良い収入を得たいと思えば、さらに機会は限られる。
いつか日本にも大きな可能性を持ったソフトウェア企業やネット企業が生まれるのだろうか。どうなのだろう。家庭用ゲームはもともと日本が強いはずだし、もともと気遣いの細かいソフトウェア向きの人種だと僕は思っているし、何かのピースが日本にぴったりと嵌れば、きっと大きな機会が若い技術者達に開かれると思うのだが。これは希望的観測なのだろうか。