Wの選択で悩み過ぎるようだったらHを考えろ

「どの会社に就職しよう」
「どこに住もう」
「どの人と付き合おう」
「どちらの道を選択しよう」

人間は往々にしてWhat、When、Where、Who、Whichの選択で悩んでしまうものである。ただ悩んでいるということは、選択肢はどれも似たり寄ったりということである。似たり寄ったりというよりは「あちらを立てればこちらが立たず」という場合がほとんどだろう。「やりがいがあるけど給料が低い仕事」と「給料が高いけれど、地味できつい仕事」とかそういう選択。ここで「やりがいもサイコー、給料も高いしきつくはない」なんて選択肢があれば皆それを選ぶだろうけれど、結局そう上手くはいかない。
僕はこういう選択の岐路に立ったときに迷わない。大抵どんな事でも決断することができる。でもその秘訣は何かっていったら、はっきり言って決断自体はもうどうでも良く、選択の段階から「どれを選ぶかではなくて、選んだ後にどうするかだ」ということばかり考えているから即決できるのである。つまり頭がすぐにHowに行ってしまうので迷うことがない。何かそういう性格みたい。
選択はもちろん大事。だけれども選択自体に大きなコストをかけてしまうのは本末転倒。選択肢のどれもが一長一短だと感じるレベルまで絞れたのであれば、あとは「どれを選ぶのか」でなく、とりあえず選択してしまって「どうやって自分の選択肢が正しかったと思えるようにしていくか」が大事だと思う。