月別アーカイブ: 2019年8月

連続スリーポイント成功回数も調べてみた

前回の記事の続きで今度はスリーポイントの連続成功回数を調べてみたいと思います。

シューターが乗りに乗っているときの盛り上がりはすごいものがありますよね。入りだしたら止まらないというのはシューターに付けられる枕詞の最たるものですが、果たして2018-19シーズンに最も入りだしたら止まらなかったのはどの選手でしょうか。

前回の記事と同じですが、各選手の最高連続成功回数を求めてトップ20を抽出してみました。

こちらです!

名前 スリー連続成功回数
狩野祐介 10
篠山竜青 9
安藤誓哉 6
田口成浩 6
片岡大晴 6
晴山ケビン 6
橋本竜馬 6
金丸晃輔 6
安藤周人 6
ジェームズ・サザランド 6
ヘンリー・ウォーカー 6
ベンドラメ礼生 5
大塚裕土 5
アイラブラウン 5
内海慎吾 5
谷口光貴 5
橋本晃佑 5
遠藤祐亮 5
熊谷尚也 5
渡邉裕規 5

1位は滋賀レイクスターズのエースシューター狩野祐介でした。調べたところ2019/3/10の対秋田ノーザンハピネッツ戦で最後の5本を連続成功、次の3/13の対琉球ゴールデンキングス戦で最初の5本を連続成功させたようです。

2位はおそらくW杯で日本代表の司令塔となる篠山竜青で9本連続成功です。これは有名だと思いますが、2019/3/9の対ライジングゼファーフクオカ戦にて打った8本のスリーをすべて沈めました。続く対横浜ビーコルセアーズ戦でも最初の1本を成功させ9本連続となりました。

1位も2位もどちらも3月の出来事なのは面白いところです。

3位以下はちょっと離れて6本となりました。2019-20シーズンはスリーポイントシューターとして大きく花開いた安藤周人や、フリースローで他を寄せ付けない強さを見せる金丸晃輔も6本連続成功が最高となっています。

各選手の連続フリースロー成功数を調べてみた(金丸晃輔が異次元)

フリースローって不思議な存在でとても好きです。

ゲームの序盤ではフリースローは比較的退屈なプレーですが、接戦の終盤では最高に緊迫したプレーに変わります。あの緊迫感の中で決めきる選手達には尊敬しかありません。

さて、2018-19シーズンの中盤に日本が誇るスポーツ記録王のべこ。さんがこんなツイートをされていました(いつも参考になる情報ありがとうございます!)

金丸の54本連続成功ってとんでもないですね…正確無比過ぎてとても人間とは思えません(笑)このツイート時点で継続していた連続記録も結局45本まで伸ばしました。

「そう言えば富山グラウジーズの阿部もシーズン序盤に20本くらい連続で成功させていたな…」と思い出し、ついでなので他の選手もどれくらい連続成功させていたのか気になりました。この記事ではそれを見てみたいと思います。

以下は2018-19シーズンのB1選手を対象に、各選手最大のフリースロー連続成功数を調べ、そのトップ20を抽出したものです。

はい、どうぞ!

名前 FT連続成功数
金丸晃輔 54
ニックファジーカス 34
古川孝敏 30
片岡大晴 28
折茂武彦 28
ダバンテ・ガードナー 28
ジェフ・エアーズ 28
内海慎吾 26
ライアン・ケリー 26
並里成 25
阿部友和 24
川村卓也 24
ジョシュ・チルドレス 23
五十嵐圭 22
大塚裕土 21
藤井祐眞 21
辻直人 21
桜井良太 21
マーキース・カミングス 21
安藤誓哉 19

やはり金丸晃輔が異次元です(汗)54本連続はもちろん、45本連続も他を寄せ付けない大記録です。2019-20も彼のフリースローには最高の安心感が伴いそうですね。

2位は我らが日本代表のファジーカス。先日DAZNの取材にて彼のシュート練習に対する拘りが明かされていましたが、そういった努力の成果なのでしょう。

ランキングの上位には有名シューターが名を連ねるかと思いましたが、京都の片岡や内海、新潟のガードナー、琉球のエアーズや並里などが上位にランクインしているのは面白いですね。

もちろん予想通り古川、折茂さん、辻、川村、大塚、安藤誓哉などシューターとして定評のある選手も納得のランクインをしています。

ところでここまで書いていて気が付きましたが、金丸、ガードナー、川村の3人は2019-20シーズンはチームメイトでしたね。シーホース三河にはあまりフリースローを与えないよう、各チームはファウルに気を付けたいところです。

Twitterに強いチーム。Instagramに強いチーム。

バスケ情報のフォローの為にと私も一応Instagramのアカウントは持っているのですが、実際ほとんど開くことはありません。でもTwitterは隈なくチェックしていますし、バスケ以外の話題ではFacebookに投稿するのも大好きです。

語りつくされた話題ではありますが、そのようにユーザーによってどのSNSを好むのかの趣味嗜好はかなり違ってきます。よってブースターの年齢や性別によって各チームのSNSがどのように消費されるのかには違いが出てきそうです。

この記事ではB1各チームのTwitterとInstagramのフォロワー数を見てみましょう。上述のように各チームのブースターの年齢層や性別の分布に大きく影響されているかもしれませんし、各チームがそもそもどこに力を入れているのかの表れてくると思います。

Twitter

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千葉ジェッツと宇都宮ブレックスの両巨頭がそろそろ15万人に届こうかというところで争っています。それを追うのが10万超えの琉球ゴールデンキングス。次に10万人を超えてきそうなのが富山グラウジーズとレバンガ北海道というところでしょうか。

私は上述の通りTwitter界隈の人間なので、これらの数値を見てずっと「アルバルク東京と川崎ブレイブサンダースのフォロワー数が思ったより少ない」という印象を正直抱いていました。ではInstagramの方を見てみましょう。

Instagram

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アルバルク東京、川崎ブレイブサンダース、そしてシーホース三河がぐっと出てきましたね。千葉ジェッツと宇都宮ブレックスの差はTwitterよりも大きいのも面白いところです。あと秋田ノーザンハピネッツが随分下がったのも目立ちます。

私自身はあまりきちんとフォローしていないのですが、アルバルク東京、川崎ブレイブサンダース、そしてシーホース三河はクリエイティブに力を入れている印象ですし、もしかするとブースター層が若い傾向にあるのかもしれません。

比較しやすいように両方のフォロワー数をプロットしてみます。

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こう見るとやはりアルバルク東京、川崎ブレイブサンダース、シーホース三河、そして秋田ノーザンハピネッツが少しTwitterとInstagramのフォロワー数に少し偏りがあると言えそうです。今度真面目にこれらのチームのInstagramアカウントを追ってみたいと思います。

2019-20シーズン中にフォロワー数はどのくらい増加するのか

さて、各チームは2019-20シーズンの間にどれくらいフォロワー数を増やすことができるのでしょうか?そんな中の人たちの努力を追ってみるのも面白いと思いますので、2019-20シーズン中、シーズン後にそんな話題も扱えればと思います。

今シーズンはW杯の後にはじまりますし、来年の東京オリンピックに向けてバスケット界全体のパイが大きくなることも期待されます。その中で各チームは新しいファンのエンゲージメントを獲得できるのでしょうか?乞うご期待。

Bリーグデータbotを作りました

ちょっと今までの活動とは毛色が違うのですが、Bリーグに関するデータをTwitterでお届けするbotをいくつか作りました。今後はうるさくない程度にTwitterで皆さんにデータをお届けできればと思います。

いくつかは既に動いていますし、これから動かすものもあるのですが、とりえあずここで紹介したいと思います。着想があったら更に増やすかもしれません(ツイートの頻度には気を付けたいと思いますが。)

各クラブのSNSフォロワー数を報告するbot

B1各チームのTwitterとInstagramにおけるフォロワー数をツイートするbotです。各クラブ間のバスケにおける競争だけでなく、中の人によるSNS運用面での競争も可視化できればと思い作りました。

何気なく作ってみましたが、Twitterに強いチームとInstagramに強いチームがあるなどの発見もあり面白いです。そのうち一定期間でどれくらい増加したのか等の分析もやってみたいと思います。

ちなみに今のところB1チームのみ対象としております。

BリーグとJリーグのSNSフォロワー数を比較するbot

こちらは近日開始予定ですが、Bリーグの公式アカウントのフォロワー数をJリーグの公式アカウントのそれと比較するbotも作りました。

単純には比較できない面もありますが、やはりBリーグの発展を見守る上でJリーグはひとつの大きな指標かなと思っています。

こちらもTwitterとInstagramからデータを取得し、週次で両社の数値を比べてみたいと思っております。こちらもいずれ時系列のデータを分析してみると面白そうです。

例えばシーズン中のどの期間が一番フォロワー増えやすいのか、など調べてみたいです。

その日の試合予定を報告するbot

こちらはシーズンが始まってから稼働予定ですが、その日の試合予定を報告するbotを動かす予定です。

これはデータとはちょっと違う話なのですが、個人的に欲しかったので作りました。いつも「えーと今日のゲームはなんだっけ?」と思ったときにBリーグ公式ページでそれを確認するのが面倒だったので、それを代わりにやってくれるbotを作った次第です。

まだまだ時間があるので調整中ですが、だいたいこんな感じのツイートを試合のある日の朝に投稿する予定です。

こちらはB1に加えてB2のゲームも対象とする予定です。

同じ要領でゲームの結果もツイートできるのですが、こちらはどうするかまだ決めていません。

botを動かしている基盤

botはMicrosoft Flow、もしくはAzure Logic AppとMicrosoft Azure上で呼ばれているサービスを使って作りました。最近では「Low-code, no-code」なんていう言葉がありますが、プログラミングを書かなくてもある程度の自動化ができるサービスです。

Twitterのフォロワー数取得なんかはネイティブにサポートされていますし、インスタグラムのフォロワー数取得のようにREST APIをコールし、結果のJSONをパースする、なんてこともそれなりに簡単にできます。また結果をデータベースに保存するなんてことも割と簡単にできます。

試合予定を通知するbotはBリーグ公式ページのスクレイピングをやっており、多少プログラミングが必要でした。その部分はAzure Functionというサービスを使ってて実装しております。

興味のある方はぜひ見てみてくださいませ。