レッテルを貼るという行為は思考停止方法のひとつ

レッテルを貼るというのは、簡単に思考停止する方法のひとつでもある。「あの人は○○だから」とか「あそこの会社は△△だから」なんていう発言が代表例かと思う。そういう発言をしてしまうこともあるし、聞く事も多くあるが、「なんで○○だとそうなるの?」、「なんで△△だとその結論になるの?」と問いかけてみると、何かしらの論理的な考察が裏にある発言だったのか、それとも単にレッテルを貼付けて思考停止に陥っていたのかが分かる。気をつけていないと、大抵後者だったりする。
ちなみにこのレッテル貼りは有効活用もできる。まずよくあるのが、敵対する人や組織にレッテルを貼付けてしまうことである。上手くすると、その人や組織の回りにいる人間を思考停止に陥らせることができ、何かあったときに「やっぱりあいつらは□□だから駄目なんだよ」というような非論理的なイメージによるダメージを喰らわせることができる。もうひとつの有効活用方法は、特に結論を出す必要もないけれど話を終わらせなければならなくなったときに、「まああそこの会社は××だからね」と適当なレッテルを貼って話を終わらせるという使用方法。まあ意識せずとも、皆日常的にしていることだと思う。
いずれにせよ、思考停止には気をつけたい。