Googleが提供するシステムが安すぎるらしい

The New York TimesにIs Google’s Enterprise Software Too Cheap?という記事が出ている。GoogleのEnterprise Softwareが安すぎるのではないかという問題提起のようだ。
Googleが昨年買収したPostini社のメール関連のシステムの値段を9割引にしてしまったらしい。驚きの値引きだけど、どうやら記事では罪だって言っている。まあお客さんにとっては素晴らしいことだけど、Postiniのシステムを売ってるパートナー企業は辛いよね、と。こちらの記事では「Googleは我々からサポートする力を奪っている」というあるパートナー企業の発言も掲載されている。
僕が今勤めている企業はまさにエンタープライズ分野のソフトウェアを売っているので、競合としてのGoogleという視点でこの記事には脅威を覚える。「まだまだ先のこと」とか「我々には関係のないこと」と胡座をかかず、エンタープライズ分野の経営者は真剣に未来の方針を考えるべき。少なくとも自社の製品やサービスをいったんゼロベースで考え直して、Googleの強力なデータ処理能力を使うと置き換えられてしまうようなものがないかどうかを検討してみるべきだろう。
最後に余談になるが、新聞の記事にこういう見出しを付ける事って日本では少ないみたいだけどなぜだろう。こういうのって日本だと社説くらいにしか付かないみたいだけど。それが気になった。