自分の置かれている状況を正当化したがるバイアス

江島さんが名エントリをまたひとつ産み出した。二回も読んでしまったぜ。

反対に、学生の頃にネットスケープやサンやアップルの存在でキラキラ輝くイメージをもっていたシリコンバレーへの憧憬みたいなものはどんどん薄れていってて、日本だって十分にデカい市場だし、内需でニッチを見つけてそこでドミナントなポジションを狙っていくというのもかなりハッピーな人生じゃね?というような考え方になってきていた。

特にバブル崩壊後はアメリカもズタズタだったということもあるし、オラクルとかSAPみたいな外資系の大企業向けパッケージも当時からアクビが出るほど退屈なものだったのに、業界地図を塗り替えるようなものが登場する気配はこれっぽっちもなかったので、世の中を動かすには技術によるイノベーションじゃなくてビジネスプロセスの変革のほうが効果あるもんなのかもね、と半ば本気で思うようになっていた。

希望は突然やってくる:Kenn’s Clairvoyance – CNET Japan

とりあえずこのエントリから学べることのひとつとして、まったく本題ではないのだけれど、「人は自分の置かれている立場を正当化するような思考をしてしまう」ということ。物事を考えるときは、そのバイアスをなるべく排除したかたちで考えたいものだ。