YouTube買収は、エンジニアにとってはつまらない動き

タイトルの「エンジニア」っていうのは「Googleのエンジニア」を指しているんだけど、あくまで単純に考えて、Googleのエンジニアが今回の買収を歓迎しているとは思い難い。特に「ギークのエデン」的な扱いをされている同社なだけにそう思う。

二十代は模索のときブログ : GoogleがYouTubeを買収

後追いでGoogle Videoを作った訳だし、技術力でYouTubeにそこまでの優位性があるとは思えないので、GoogleはYouTubeのシェアとブランドを主に狙いとして今回の買収を行ったということだと思う。ただなんとなくつまらない。

明らかに今回の買収は「スーツ側の動き」というか、エンジニアが好きな動きであるとは思えない。エンジニアであればGoogle Videoの技術革新に注力し、YouTubeの牙城を真っ向勝負で崩すことが理想であると考えていると思う。そして同社はそういう連中だらけの会社だと僕は思っている。
まあ買収なんて普通そうだけど、完全にトップダウンで今回の決定はなされたはずで、少し同社のエンジニアのモチベーションが気になるところ。まあ今回の件なんか実は小さいことで、社内にはチャレンジすべき多くの問題があり、誰もそんなこと気にしてないのかもしれないが。
とまあ色々思っているのだが、結局「スーツ側の動き」が「エンジニア的な動き」に勝った気がして僕が面白くないのである。Googleのトップはエンジニアであるし、今回の買収劇の裏側に何かエンジニア的な楽しみが隠されていることを期待したいのだが。