mixiが人気な理由もそこにあるし、僕がmixiに面白みを見出せない理由もそこにある。
しかしTechnoratiのベスト100ランキングをみると、日本のブログは4つしか入っていない。内容面でも、米国ではBoing BoingやEngadgetやDaily Kosなど「硬派」のニュース系サイトが多いのに対して、日本では「がんばれ、生協の白石さん」がトップで、あとは中川翔子や眞鍋かをりなどのアイドル系が続く。
日本で「ブログ書いてます」というとイコール日記を書いていると思われがちなのは真実。どこからその流れが始まったのかは興味深いが、書いてある内容が日記である以上、読みたいと思うのは「有名人」もしくは「知人」ということになるだろう。有名人の日記を読みたいから有名人のブログが人気になり、知人の日記を読みたいからmixiやGREEが人気になるというわけだ。僕も知人のmixiは楽しく読んでいる。
ブログが最終的に知的な言論空間になっていくべきなのかどうか、僕には判断がつかないけれど、「発言」をあまりしないという国民性を乗り越えるツールとして、静かに主張できるブログっていうのは便利なものだと思う。
diggのランキングが情報の価値を反映しているのに対して、はてなのほうはユーザー層(学生?)の趣味を反映しているようだ。きのうは、人気記事の上位は亀田の話ばかりで、うんざりした。
例えばブログがなかったとすると、先日のあの試合に対する世間の反応はすべてテレビ局にコントロールされたと思われる。雑誌などがTBSという大きなテレビ局にどこまで反抗できるものなのかよく知らないが、ブログほど容易には「王様は裸だ」と言及することは出来ないであろう。亀田記事のようなものばかりが人気になる傾向はあるが、そこからでも「日本の言論」の前進を感じることが出来る。
しかしこのdiggってサイト良さそうです。ありがたく今後使わせて頂きます。