MSN-Mainichi INTERACTIVE : 米国産牛肉:米上院委、対日制裁法案可決 輸入再開に圧力
米上院歳出委員会は22日、日本が8月末までに米国産牛肉の輸入を再開しない場合、日本からの輸入製品に高関税を課す対日制裁法案を全会一致で可決した。日米両政府は21日に輸入再開で合意したが、対日輸出施設への日本の査察を経て、実際の輸入は7月下旬以降になる見通し。米議会は輸入停止に不満を募らせており、早期再開を求めて圧力を強めた。
法案は早ければ来週にも開かれる上院本会議で採決される見通し。ただ、米政府は制裁に反対しており、法案成立は困難な情勢だ。
法案は、畜産が盛んな州選出の超党派の議員が21日に共同提出した。日本の輸入停止に伴う米畜産業界の損失と同じ額として、年31億4000万ドル(約3600億円)の関税を日本製品に課すことを求めている。具体的な課税品目や税率は米財務省の決定に委ねる。
これはいくらなんでも、という内容。これは畜産が盛んな州選出議員の「ポーズ」なのだろうか。貿易の問題における米国の傲慢さ、良く言えば自国の経済的利益を純粋に追求する姿勢、には毎度畏れ入る。日本側だって米国側が筋を通した誠意のある対応してくれれば、牛肉の輸入を再会したいのが本音なんだ。
高関税は中国や韓国との競争には痛手だろうな。