馬場雄大はGリーグで順調にプレータイムを伸ばしている

タイトルの通りですが、テキサス・レジェンズにてGリーグ、先はNBAに挑戦中の馬場雄大、順調にプレータイムを伸ばしているようです。最近では自己最長を更新する28分出場というゲームもありました。

ここまでのプレータイムと得点の推移を見てみると、以下のようになります。赤線が表すプレータイム(分)が順調に右肩上がりであることが分かります。

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ここまでは、チームの信頼を勝ち取った証である、そしてマーベリックスを含むすべてのNBAチームにアピールする為に重要であるプレータイムに最注目していました。

20分以上のプレータイムがコンスタントに獲得できれば十分だと思うので、ここからは他のスタッツでも存在感を見せていけるとなお素晴らしいですね。

なお馬場雄大以外の選手は全く知らないのですが、レジェンズのチームメイトのプレータイムを見てみると以下のようになっています。

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マーベリックスの不調を望むわけでは決してないのですが、同チームがプレーオフ進出を逃すとすれば、今シーズンの後半にでも10日間契約等でNBAのコートに立つ可能性はあるんじゃないかと思っております。

そうなるとBリーグ出身の選手が初めてNBAのコートに立つことになり、また大きなニュースとなりそうです。

改めてサンロッカーズ渋谷の全員バスケに注目したい

令和最初の天皇杯・皇后杯はそれぞれサンロッカーズ渋谷、JX-ENEOSの優勝で幕を閉じました。見応えのあるゲームが続き、ひとりのバスケファンとして非常に楽しめた大会となりました。次は現地観戦したいです。

さて既に様々に語られている話ではありますが、今季のサンロッカーズ渋谷のバスケのスタイル、とても特徴がありますね。交代を多用し、ベンチに座る全てのメンバーを活かすことにより、強度の高いディフェンスを40分間継続、相手チームに強いプレッシャーを与え続けています。

ここ直近4試合のゲームの起用を見てみましょう。ちなみに青く囲んであるのは、天皇杯でも飛び出しました伊佐HCによる5人フルメンバーチェンジです。

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サンロッカーズ渋谷の交代頻度の高さは、相手チームである名古屋ダイヤモンドドルフィンズと横浜ビー・コルセアーズのそれと比べてみると一目瞭然ではないかと思います。フルメンバーチェンジもこの4試合で3回も飛び出していますね。

今季ここまでのベンチメンバーの出場時間割合、つまりベンチメンバーの出場時間の合計を全選手の出場時間の合計で割ったもの、を各チームで比べてみると、やはり中央値ベースで渋谷がトップになっています。

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タイムシェアはもちろん手段に過ぎず、最終的には勝利することが目的です。しかしBリーグ特有の土日連戦を多く含んだ60試合のリーグ戦を安定して戦い抜くため、多くの選手に成長機会を与えるため、個人的には非常に有効な手段ではないかと感じています。

サンロッカーズ渋谷の天皇杯優勝、そしてこのまま同チームがリーグ戦やチャンピオンシップで好成績を残すような展開になれば、今季の渋谷のバスケは今後のBリーグの選手起用、並びにそれを達成する為の選手獲得にある程度の影響を与えるのでは、と推測しています。

言い過ぎかもしれませんが、ブースターさんのいわゆる推しが試合に起用されなかったというケースも少なくなるため、ビジネス的にもいい影響があったりするのではないでしょうか。やはりファンとしてはコートに立っている姿こそ一番見たいものでしょう。

いずれにせよ、サンロッカーズ渋谷、JX-ENEOSをはじめ、素晴らしいゲームを見せてくれた選手と関係者の皆様、どうもありがとうございました。天皇杯・皇后杯お疲れ様でした。

bleaguer環境がDockerで簡単に構築できるようになりました

このブログで行っているほとんどの分析は、bleaguer(Bリーグアール)という自前のR用のパッケージを用いて行っております。このパッケージは公開しているのでどなたでも利用可能です。

このbleaguerを使う為の環境構築を、Dockerで簡単に行えるようにしてみました。Dockerというのは小さな仮想環境のようなものを作るためのソフトウェアです。

Dockerによる環境構築のメリット

Dockerを使うと環境構築が簡単になるだけではなく、

  • 仮想環境にゼロから構築するのでユーザーのPCの状態などに左右され辛く、想定外の問題が起きにくい
  • 要らなくなったら仮想環境をDockerから消せばよいだけで、ユーザーのPCの環境が汚れない

といったメリットもあります。とても便利です。

Dockerについては数多の情報があるのでここでは解説しませんが、WindowsやMacなどのプラットフォームに関わらず利用できますので、インストール方法を調べてみて下さい。

環境構築の手順

Dockerをインストールしましたら、以下の手順でbleaguerの環境が構築できます。

  1. コマンドラインにて以下を入力。これで環境に必要なイメージがダウンロードされます。数分の時間がかかります。


    docker pull rintaromasuda/bleaguer-user

  2. 続けて以下を入力。これで環境(ちなみに”コンテナー”と呼ぶ)が開始されます。yourpasswordの部分は適当に各自で決めて下さい。


    docker run -d -e PASSWORD=yourpassword -p 8787:8787 rintaromasuda/bleaguer-user

  3. お使いのブラウザで以下のアドレスにアクセスして下さい。RStudioのログイン画面が出るはずです。


    localhost:8787

  4. Usernameは「rstudio」、Passwordは先ほど決めたパスワードを入力してください。

これで完了です。ブラウザの中にこんな画面が見えているはずです。

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samples.Rというのは私が作ったサンプルコードで、bleaguerの使用方法のとっかかりを掴んでもらう為に作ったものです。クリックするとコードが表示されるので、よろしかったらコードを1行ずつCtrl + ENTERで実行してみて下さい。

RStudioの使い方もここでは説明しませんが、実行に応じて結果が画面下部のコンソール部分か、もしくは実行がグラフの描画の場合は結果が右下の画像表示部分に表示されるはずです。

サンプルコードの実行の為に必要なものはすべてDockerによって準備されているので、即座にすべて実行できるはずです。

以上です。

参照

「〇〇タイム」は本当にあるのか。2018-19シーズンのベストクラッチプレーヤーを調べてみた。

今さら2018-19シーズンの話題で恐縮ですが、同シーズンのクラッチタイムに活躍した選手たちを調べてみました。

ゲームがどちらに転ぶか分からない終盤の緊張感、バスケ観戦の最高の醍醐味ですよね。そんなときにボールを任されるのがクラッチプレーヤーであり、そんなプレーヤーこそがチームのエースと呼ばれるに相応しいでしょう。

ここではクラッチタイムを以下のように定義しました。ちなみにNBAでもクラッチタイムの基本的な定義は同様のはずです。

  • 4Qの残り5分以降(延長戦までもつれれば延長戦も含む)
    かつ
  • 得点差が5点差以内

ふたつ目の条件ですが、7点差を5点差につめるシュートはクラッチタイムのプレーではなく、逆に5点差を7点差に拡げるシュートはクラッチタイムのプレーです。そういうイメージです。もちろん5点差を3点差につめるシュートもクラッチタイムのプレーです。

ふたつ目の条件により、毎試合に必ずクラッチタイムがあるとは限りません。大きく点差が開いてしまった場合、クラッチタイムなく試合が終わることになります。

では見てみましょう。以下はBリーグ公式ページのPlay by Playのデータから、上述の条件で抽出したクラッチタイムのプレーを抜き出し、そこから累計の得点順にベスト20の選手を並べたものです。

チーム 選手 得点 試合数 (*1) FGM FGA FTM FTA FGA / Team FGA (*2)
新潟 ダバンテ・ガードナー 108 27 34 57 40 47 35.2%
京都 デイヴィッド・サイモン 104 34 44 79 15 27 31.1%
京都 ジュリアンマブンガ 97 34 28 67 34 45 26.4%
横浜 川村卓也 91 32 28 64 24 27 33.2%
栃木 ライアンロシター 86 28 31 73 14 25 30.3%
SR渋谷 ライアン・ケリー 81 33 24 59 31 42 29.9%
SR渋谷 ロバート・サクレ 75 29 22 51 31 36 25.9%
富山 レオ・ライオンズ 73 23 22 46 27 30 30.1%
栃木 ジェフギブス 69 26 19 40 31 34 16.6%
富山 ジョシュア・スミス 68 21 22 36 24 36 23.5%
川崎 ニックファジーカス 66 29 26 52 11 12 26.8%
名古屋D マーキース・カミングス 64 13 20 38 20 31 22.1%
秋田 ジャスティン・キーナン 58 22 12 34 33 44 28.6%
滋賀 ガニ・ラワル 58 20 26 47 6 13 22.2%
SR渋谷 ベンドラメ礼生 54 32 20 39 7 11 19.8%
富山 宇都直輝 53 20 14 35 24 32 22.9%
三遠 ウィリアム・マクドナルド 53 19 20 34 13 17 29.1%
京都 岡田優介 53 30 13 29 17 21 11.4%
琉球 ジェフ・エアーズ 51 19 16 30 15 17 15.3%
川崎 バーノン・マクリン 50 25 21 29 8 21 14.9%

※1 試合数はクラッチタイムにその選手の出場が確認できた試合数です。クラッチタイムに出場していても、スタッツに残るプレーを一切しなかった場合、カウントされていません。

※2 FGA over Team FGAはクラッチタイムに所属するチームが打ったFGAの内、何%がその選手のFGAだったのかを表しています。

1位は言わなくても分かっていましたよねガードナーです。ただ特筆すべきはフリースローです。クラッチタイム中に47本のフリースローを得て、その内40本を決めています。Bリーグファンにはお馴染みの光景ですが、こうしてみるとやはりすごいです。

サイモンとマブンガのコンビが次点ですが、実は2018-19シーズンのB1で一番クラッチタイムがあった試合数が多かったのが京都ハンナリーズでした。よってこの両エースのクラッチタイムにおける得点が伸びています。18位には岡田優介の名もあります。

日本人トップはやはりこの人、川村卓也でしたね。幾度となくクラッチタイムでチームを救ってきたプレーヤーですが、やはりそれはスタッツにも表れているようです。あとカミングスは13試合しかクラッチタイムに出場していないのにランクインしてます。すごい。

B2はこんな結果になりました。

チーム 選手 得点 試合数 (*1) FGM FGA FTM FTA FGA / Team FGA (*2)
金沢 デンゼル・ボウルズ 91 30 34 58 23 29 29%
群馬 トーマスケネディ 90 20 31 69 20 22 36.1%
香川 テレンス・ウッドベリー 87 25 30 57 20 24 33.9%
西宮 谷直樹 78 27 22 43 23 26 21.6%
広島 ジャマリ・トレイラー 78 26 21 43 35 46 21.5%
愛媛 アンドリュー・フィッツジェラルド 78 23 24 55 30 39 30.7%
FE名古屋 ギャレット・スタツ 76 24 28 49 19 28 21.6%
FE名古屋 ジョシュ・ホーキンソン 74 30 21 45 30 37 19.8%
広島 朝山正悟 72 26 22 61 17 27 30.5%
信州 石川海斗 69 22 23 54 13 19 30.5%
青森 カレン・ルッソ 58 20 19 52 15 25 33.8%
信州 ウェイン・マーシャル 58 18 15 27 26 35 15.3%
西宮 ブラッドリー・ウォルドー 56 18 18 28 20 30 14.1%
熊本 古野拓巳 56 23 15 35 18 20 21.3%
熊本 チェハーレス・タプスコット 55 22 18 31 17 22 18.9%
金沢 ライアン・リード 55 30 23 45 7 13 22.5%
西宮 ドゥレイロン・バーンズ 54 27 18 46 9 12 23.1%
仙台 ダニエルミラー 53 26 20 27 13 16 19.6%
仙台 ジェロウム・ティルマン 52 17 15 30 19 22 21.7%
山形 ウィル・ヘンリー 47 14 17 33 12 18 19.1%

日本人トップは西宮ストークスの谷直樹でした。西宮のクラッチタイムにおけるシュートの20%以上を任されるエースですね。日本人では他には広島のベテラン朝山、現在は熊本の石川、そして現在は広島に移った古野など、おなじみのメンツもいます。

1位のケネディはガードナーと傾向が似ている感じがしますね。チームのシュートの35%以上を託され、フリースローをもらって確実にそれを決めきる。頼れる得点王というのはそういう存在なのかもしれません。

さて、2019-20シーズンはどんなクラッチタイムのプレーが飛び出すでしょうか。ヒリヒリしたあの緊張感。たまらないですよね。

直近2シーズンでファウル数は減っている。B1よりB2の方がファウルが多い。

すごく小ネタです。TwitterのTLでファウル数が話題になっていたので。

Bリーグの最初の2シーズンとその後の2シーズンを比べると、1試合で起こるファウルの数は減少しているようです。

2018-19シーズンよりアンスポ絡みのFIBAルールの改定を受けて所謂「ファウルゲーム」が出来ない、というかやりづらくなったかと思いますが、そのせいなのか、外国籍選手起用のレギュレーション変更のせいなのか、もしくはその両方でしょうか。

下は1試合当たりのファウル数(両チームの合計)を試合時間(分)で割ったものです。延長戦も考慮に入っています。

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1分当たり0.92回ほどだったのが、0.85回くらいまで減っていますね。1試合だと2〜3回くらい減っている計算になるので、結構な減少だと思います。

あと豆知識ではありますが、どうもコンスタントにB2の方がファウル数は多いみたいですね。これにはあまり上手い説明は思いつきません。どなたか詳しい人がいたら教えてください。

以上、小ネタでした。

データで観る川崎ブレイブサンダースのセカンドユニット

この記事は川崎ブレイブサンダース Advent Calendar 2019の第1日目に寄稿するものです。昨年に引き続き先頭バッターに立候補させて頂きました。よろしくお願い致します!

セカンドユニットに注目してみる

先日のインタビューで篠山竜青は「(今季は)不動のスターティング5の人もいなければ、セカンドユニットという考え方もない。」と答えたそうです。確かに今シーズンは色々なメンバーの出場を見ている気がします。

先日行ったプレータイムシェアの分析においても、確かに川崎ブレイブサンダースは昨シーズンよりもタイムシェアが行われているという数値が出ていました。篠山の言葉通りですね。

この記事ではそんな川崎ブレイブサンダースのセカンドユニット、ベンチメンバー、まあ呼び方は何でもいいのですが、スターターではないメンバーについてのデータを見てみたいと思います。

スターターとベンチメンバーの推移

さて今シーズンの選手起用はそもそもどんな感じでしょうか。過去4シーズンと合わせて、スターターの選手とベンチ入りの選手の推移を見てみましょう。赤がスターターで青がベンチ入りのメンバーです。

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過去シーズンと比べて今シーズンは随分と流動的ですね。不動のスターターと呼べそうなのは今のところファジーカスと篠山くらいです。

藤井、辻、長谷川、カルファニ、ヒース、熊谷、大塚が適宜スターターとして起用されているようです。前述の「セカンドユニットという考え方もない」という篠山の言葉通りですね。

ちなみに過去3シーズンと比べてみると、スターターとしての起用という意味で一番大きな変化があったのは長谷川技ですね。ここまではまさに不動のスターターと言っていい存在だったと思いますが、今シーズンはベンチからの試合に臨むことも多くなっています。

ベンチメンバーによる得点

次にベンチメンバーによる得点を見てみましょう。ここでは総得点に占めるベンチメンバーの得点をシーズンごとにプロットしてみます。

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外国籍選手と帰化選手起用のレギュレーションが違う(そしてファジーカスもまだ外国籍選手だった)最初の2シーズンとの比較は少し難しそうですが、条件のほぼ同じ2018-19シーズンと比較して比率はかなり上がっています。

今シーズンは中央値、累計どちらで観ても約33%、つまり全体の3分の1の得点をベンチメンバーで挙げていることになります。

先ほどの図をちょっと改良して、〇の大きさでその試合における得点を表すようにしてみると、今シーズンはこんな感じになります。

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カルファニ、ヒースはもちろんのこと、今シーズン絶好調の藤井、移籍組の大塚、熊谷がそれぞれベンチから出場して得点を重ねているのが分かります。

ファジーカスの得点力は相変わらずなものの、まだ今シーズン30点以上のゲームはないようですね。そこもベンチメンバーの得点比率向上に大きく影響しているはずです。

ベンチメンバーの出場時間

タイムシェアの話と若干かぶってしまいますが、次にチームの総出場時間に(延長がなければ5人が40分のプレーをするので200分)おけるベンチメンバーの出場時間の割合を見てみましょう。スターターが150分、ベンチメンバーが50分なら25%です。

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こちらも昨シーズンから比べて大きく上がっていますね。ルールにより交代をある意味で強制された過去のシーズンにせまる数値が出ています。中央値が40%に迫る勢いなので、ベンチメンバーは合計で80分弱ほどプレーしているようです。

これは川崎ブレイブサンダースだけではありませんが、昨シーズンと同じレギュレーションでプレーしているものの、選手の起用についてはかなり考え方が変わってきたチームが出てきたと個人的には感じています。そういったチームが結果を出せば、必然的に他のチームにも考えが浸透するのではないでしょうか。

今シーズンの川崎ブレイブサンダース

篠山の言葉の通り、そしてデータにも出ているように、今シーズンにの川崎ブレイブサンダースにおいてはスターターとセカンドユニット(ベンチメンバー)の境界線は曖昧です。とても流動的です。

とは言え、やはり常にベンチから試合に臨むのメンバー、出場時間の限られるメンバーがいるのも事実です。

そして私達は、そういった選手の活躍に心を震わせます。それもスポーツ観戦の大きな楽しみのひとつだと思います。先日公開された動画「OVERTIME -TIP OFF-」でも青木保憲の活躍が大きく取り上げられていました。

正直シーズン前に川崎ブレイブサンダースの編成が固まったときは、今シーズンも昨シーズンからあまり変化せず苦戦するだろうなと予想していました。しかし蓋を開けてみればここまでは快進撃とも呼べる内容で川崎は勝ち進んでいます。

その快進撃を支えている要素はいくつにも分解して説明することが出来そうですが、その考察の一助として、セカンドユニットの起用と活躍について取り上げてみました。

私はロスターの選手それぞれに明確な役割があるなと感じることができるチームが好きなのですが、今シーズンの川崎にはそれを感じさせるものがあるように思います。

では、以上です。お読み頂きありがとうございました。Go! Go! サンダース!!

2019-20のプレータイムシェアを分析してみる(サンロッカーズ渋谷がすごい)

各チームがどれくらいタイムシェアをしているのかを指標化したくて、2018-19シーズンに以下のような記事を書きました。

ジニ係数という経済の分野でときどき使われる指標を使ったのですが、簡単に言えば「総プレータイム200分がベンチ入りしたメンバーに均等にシェアされれば0、スターターの5人に独占されれば約0.583(ベンチ入が12人の場合)」という指標です。

もっと簡単に言うと低くければ低いほどプレータイムがシェアされているという指標です。興味がありましたら、上の記事を参照して頂ければより詳しく書いてます。

2018-19シーズンは常時オンザコート2が導入され、その結果タイムシェアがされなくなる傾向が見られました。常時オンザコート2の運用2年目となりました今シーズンはどうなっておりますでしょうか?見てみましょう。

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まずですが、目立ってサンロッカーズ渋谷のタイムシェアが進んだようです。今シーズンは戦績もここまでとても好調ですね。伊佐HCがシーズン開始から指揮を執るのは今季が初めてなので当たり前かもしれませんが、とにかく昨季までとは違うバスケを展開している様です。

サンロッカーズ渋谷の今シーズンのプレータイムをヒートマップにしてみると、すごくきれいです。3人の外国籍選手が入れ替わりでベンチ入りしているのもとても良いですね。

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次に指標の値の低下が目立つのはアルバルク東京なのですが、これはご存じの通りそもそもベンチ入りの人数が少ない事によるものです。リーグに怒られるくらいの人数になってしまっている為、現段階ではあくまで参考程度に見ておいて下さい。

全体的にタイムシェアは昨シーズンよりされていると言ってもよさそうですが、レバンガ北海道、横浜ビー・コルセアーズ、エヴェッサ大阪については逆に寡占化が進んでいるようです。

実はレバンガ北海道は2017-18は一番タイムシェアがされているチームだったのですが、ここ2シーズンでどんどん寡占化が進んでしまっています。

次にB2です。

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青森ワッツ、福島ファイアーボンズ、西宮ストークス、熊本ヴォルターズは昨シーズンよりもかなりタイムシェアをしてきています。各チームそれぞれの事情はまったく理解していないのですが、いずれにせよ個人的には素晴らしことだと思っています。

一方でバンビシャス奈良は随分とプレータイムの寡占化がかなり進んだようです。あまりゲームを観ていないのですが、スタッツのサイトによるとフィッツジェラルドとマンガーノが試合当たりのプレータイムでそれぞれ2位、3位となっているのは影響が大きそうです。

今シーズンも気が付けば1/4が終わろうとしています。各チームともチームのパフォーマンスを最大限に引き出すために様々な手を打っていると思います。その中でタイムシェアの具合がどう変わっていくのか、また適当なタイミングで確認してみたいと思います。

書評「バスケットボールの戦い方」(佐々宜央)

バスケットボールの戦い方 [ピック&ロールの視野と状況判断] (マルチアングル戦術図解)

バスケットボールの戦い方 [ピック&ロールの視野と状況判断] (マルチアングル戦術図解)

琉球ゴールデンキングスのヘッドコーチとしてお馴染みの佐々宜央さんによるバスケの、というかピックアンドロールの解説書です。

よく比喩で「〇〇について本気で語りだしたら、それだけで本が一冊書けてしまう」というような言い方をすることがあると思うのですが、本書は本当にピックアンドロールについて本を一冊書いてしまったという書籍です。ピックアンドロールの専門書です。

でも安心して下さい。「専門書」と聞いて想像するような堅苦しさも、難しさも、複雑さも一切になく、むしろタイトルにあるようにマルチアングル(各登場人物それぞれの視点)による図解が中心となっていて、非常に分かりやすい内容となっています。

表紙の絵にあるような3Dっぽいビジュアルが独特で、よく使われるバスケットコートを真上から見たような2Dの解説よりも分かりやすいです。カラーも登場人物を区別するのに使われていて、それも大きく理解のし易さに貢献しています。

それでもやはり専門書なので内容は濃厚です。例えばピックアンドロールをするときのボールマンはどちらの足を軸足にしてボールを受けとるべきか、スクリーナーがゴールに向かってロールするときは前向きにロールするべきか、後ろ向きにするべきか、そんな事まで非常に細かく考え方が解説されています。

バスケを実際にプレーした経験がなくても、例えばいつも見ているBリーグのゲームをもっと理解したい、知りたい、というファンの方にも楽しんでもらえる一冊に仕上がっていると思います。もちろんバスケを純粋に向上させたいプレーヤーやコーチの方にも素晴らしい内容ではないかと思います。

余談ですが、私個人がどうしてこの本を購入しようかと思ったのか少し書いてみたいと思います。

簡単に言うと、ピックアンドロール関連のものをはじめとして、少しバスケットボール関連の用語を自分の中で更新しておきたいというのがありました。

「リバウンド」、「キックアウト」、「ボックスアウト」、こうした用語は既にバスケファンの間でも共通言語として浸透していると思いますし私も正しく使用できる自信はあるのですが、例えば「アイス」、「ハードショー」、「ポップ」、そういった用語は私の中で理解が曖昧になったままでした。

私は決してスポーツの専門用語や戦術の理解が楽しく観戦するために必須だという立場ではありませんが、近年バスケが注目されてきたことにより、私のような素人が書いているものも含めてバスケコンテンツの内容が多様化、詳細化し、上述の「共通言語」が次のレベルに進みだしている感覚があります。

ライト層、初心者、カジュアルファン、呼び方は色々とありますが、いずれにせよそういった方々への窓口は常に広く開いている必要があると思っています。一方で、既存のファンの中では徐々にこの「共通言語」を育てていく活動もバスケの発展の為には大事なのかな、と思ったりもする今日この頃です。

そのような流れの中で、もう少し色々と理解した方がよりバスケの観戦を楽しめるだろうという結論に自分の中で達したので、この書籍を購入した次第です。似たような書籍も買うかもしれません。ジェッツの大野ヘッドコーチの書籍も面白そうです。

本書は用語の解説はもちろん、さらに内容は踏み込んでいて、例えばサイドとエルボー(ちなみにこれも正確にはどこを指すのか曖昧に理解していました)ではピックアンドロールに関してどのような考え方の違いがあるのか、そういう解説もあります。

細かい解説を理解しようと読みながら、各チームはこんなところにまで拘って日々の練習をしていたり、本番のゲームの中でそれを状況判断しながら実践してるのかと考えると、本当に頭の下がる思いにもなります。

そして本書を読んでいると、早く次のバスケのゲームが観戦したくなりますね。もちろん、見たいプレーはピックアンドロールです。

渡邊雄太がNBA 2018-19で放った全51本のシュートのデータを見てみる

NBAジャパンゲームに向けてロケッツ、ラプターズの両チームが日本入りしましたね。NBAも2019-20シーズン開始に向けて盛り上がってきました。

この記事は以下の記事の続きみたいなものですが、NBAのデータAPIを使って昨シーズンの渡邊雄太の全シュート(フリースローは除く)51本のデータを見てみたいと思います。

渡邊雄太のデータは昨シーズンのものですが、NBAって過去のゲームも含めてすごいデータがたくさん揃っているんですよね。かなり感心してます。

ちなみにこの記事は分析するのが目的ではなく、APIを使ったデータ取得方法を解説するのが主な目的です。コード中のIDを変更すれば、もちろん他の選手のデータも取得できます。

IDはNBAのスタッツのサイトに行くと取得できます。渡邊雄太とメンフィス・グリズリーズのIDは以下のURLの一部となっていることが分かると思います。

https://stats.nba.com/player/1629139/

https://stats.nba.com/team/1610612763/

以下がデータ取得用にRで書いたコードです。データは取得後にCSVファイルとなって保存されるはずです。その後はExcelなりなんなりで分析できるはずです*1

if(!require(httr)) {
install.packages("httr")
library(httr)
}
if(!require(jsonlite)) {
install.packages("jsonlite")
library(jsonlite)
}
player_id <- "1629139" # Yuta Watanabe
team_id <- "1610612763" # Memphis Grizzlies
season <- "2018-19" # Empty ifyou want all seasons
url <- paste0("https://stats.nba.com/stats/shotchartdetail",
"?PlayerID=",
player_id,
"&Season=",
season,
"&SeasonType=Regular+Season",
"&TeamID=",
team_id,
"&ContextMeasure=",
"FGA",
"&AheadBehind=&ClutchTime=&ContextFilter=",
"&DateFrom=&DateTo=&EndPeriod=&EndRange=",
"&GameID=&GameSegment=&LastNGames=0&LeagueID=00",
"&Location=&Month=0&OpponentTeamID=0&Outcome=",
"&Period=0&PlayerPosition=&PointDiff=&Position=&RangeType=",
"&RookieYear=&Season=&SeasonSegment=&StartPeriod=&StartRange=",
"&VsConference=&VsDivision=")
httpResponse = GET(url, add_headers(Referer = "http://stats.nba.com"), accept_json())
res <- content(httpResponse)
col_names <- res$resultSets[[1]]$headers
num_rows <- length(res$resultSets[[1]]$rowSet)
df_shots <- data.frame()
for (i in 1:num_rows) {
arrayRow <- as.character(res$resultSets[[1]]$rowSet[[i]])
df <- as.data.frame(matrix(arrayRow, nrow = 1),
stringsAsFactors = FALSE)
colnames(df) <- col_names
df_shots <- rbind(df_shots, df)
}
file_name <- paste0(paste("NBA_Shots",
player_id,
team_id,
season,
"_"),
".csv")
write.csv(df_shots,
file = file_name,
row.names = FALSE)

せっかくなんで少しだけデータを見てみましょう。ちなみに同ファイルを以下にアップロードしておきましたので、生データを見たい人はそちらを参照して下さい。

github.com

2P vs 3P

2Pシュートを35本、3Pシュートを16本打ちました。決まった3Pシュートはわずか2本でした。

SHOT_TYPE Attempt Made Pct
2PT Field Goal 35 13 0.37
3PT Field Goal 16 2 0.12

シュートエリア

左側から放った17本のシュートの内、決まったのは1本だけでした。この本数で左側が苦手と結論はできないと思いますが、確かに渡邉のハイライトを思い出してみるとセンターか右側が多い気はします。

SHOT_ZONE_AREA Attempt Made Pct
Center(C) 27 11 0.41
Left Side Center(LC) 8 0 0.00
Left Side(L) 9 1 0.11
Right Side Center(RC) 3 2 0.67
Right Side(R) 4 1 0.25

こちらは以下のショットチャートからも明らかです。ちなみにこのチャートはballrという素晴らしいツールを使って得たものです。こちらのツールも同じAPIを利用していると思います。

f:id:rintaromasuda:20191007233542p:plain

シュートの種類

NBAのデータではかなり細かくシュートの種類がカテゴライズされているようです。Pullup Jump ShotとJump Shot両方があるということは、Jump Shotはキャッチアンドシュートであることが想像できます。

SHOT_TYPE ACTION_TYPE Attempt Made Pct
2PT Field Goal Cutting Finger Roll Layup Shot 1 1 1.00
2PT Field Goal Driving Dunk Shot 1 1 1.00
2PT Field Goal Driving Finger Roll Layup Shot 1 1 1.00
2PT Field Goal Driving Floating Bank Jump Shot 1 0 0.00
2PT Field Goal Driving Floating Jump Shot 2 1 0.50
2PT Field Goal Driving Hook Shot 2 0 0.00
2PT Field Goal Driving Layup Shot 2 1 0.50
2PT Field Goal Dunk Shot 1 1 1.00
2PT Field Goal Fadeaway Jump Shot 1 0 0.00
2PT Field Goal Floating Jump shot 1 0 0.00
2PT Field Goal Jump Shot 5 1 0.20
2PT Field Goal Pullup Jump shot 5 2 0.40
2PT Field Goal Running Alley Oop Layup Shot 1 1 1.00
2PT Field Goal Running Jump Shot 1 0 0.00
2PT Field Goal Running Layup Shot 3 1 0.33
2PT Field Goal Tip Layup Shot 1 0 0.00
2PT Field Goal Turnaround Fadeaway Bank Jump Shot 1 1 1.00
2PT Field Goal Turnaround Fadeaway shot 1 0 0.00
2PT Field Goal Turnaround Jump Shot 4 1 0.25
3PT Field Goal Jump Shot 12 2 0.17
3PT Field Goal Pullup Jump shot 1 0 0.00
3PT Field Goal Running Jump Shot 2 0 0.00
3PT Field Goal Running Pull-Up Jump Shot 1 0 0.00

渡邉のプレースタイルと役割を思えば当然ですが、キャッチアンドシュートの本数が一番多いですね。そして一番苦労しているのもここ。2019-20シーズンは向上した数値が見られると良いですね。

シュートの距離

上のチャートで明らかではありますが、ミドルレンジ、それより長い距離はかなり苦戦していますね。

SHOT_DISTANCE (ft) Attempt Made Pct
0 4 3 0.75
1 3 3 1.00
2 4 1 0.25
4 1 0 0.00
5 1 1 1.00
6 2 1 0.50
7 1 0 0.00
8 3 1 0.33
10 1 0 0.00
11 2 1 0.50
12 2 1 0.50
13 2 0 0.00
14 3 0 0.00
15 1 0 0.00
17 2 0 0.00
18 3 1 0.33
22 3 0 0.00
23 3 1 0.33
24 2 0 0.00
25 4 0 0.00
26 2 1 0.50
27 2 0 0.00

まとめ

あまり試していないのですが、APIをコールするときのパラメータをいじればもっと面白い情報が返ってくるかもしれません*2

NBAで活躍する日本人選手も増えてきて、こういったデータを触りたい人も増えるかと思って記事を書いてみました。いや、増えろ。

こういう情報がBリーグでも利用できるようになるのはいつかなー。

追記 (2019.12.13)

NBA APIの仕様変更に併せてRのコードを変更しました。

*1:stats.nba.comのサイトはAPIのアクセスやサイトのスクレイピングを防ぐ為の施策が施されているようで、環境によってはアクセスが妨げられレスポンスが返ってこない場合があります。User-AgentヘッダーやAcceptヘッダーの追加などで回避できる場合もあるようですが、詳細は不明です。

*2:ここのドキュメント群を見ると、他のAPIも併せて多少パラメータ調整の参考になります。

2019-20シーズンの個人的な展望

本日の信州ブレイブウォリアーズ vs 広島ドラゴンフライズ戦からいよいよBリーグの2019-20シーズンが始まりますね!始まる前に個人的な展望を書いておこうかと思います。データの話は一切出てきませんのであしからず。

メインスポンサー

いきなり金の話ですみません。ただ確かBリーグとソフトバンクのスポンサーって4年契約だと報じられていたはずで、この2019-20シーズンが最後のシーズンになるはずなんですよね。

もちろん契約延長もありえるでしょうけれど、とにかくメインのスポンサーが切り替わるかもしれないというのは影響が結構あると思います。

特にソフトバンクさんはどちらかというと影武者的にBリーグを支えてくれている印象がありまして、もっと前に出てきがちなメインスポンサーになると雰囲気がかなり違ってくるのではないでしょうか。次のスポンサーは要注目しております。

3人目の外国籍選手問題

これは何度かブログでも書いておりますが、3人目の外国籍選手がより起用されるようになって欲しいです。起用されないと、シンプルに言ってバスケットボール選手という貴重な才能の無駄遣いです。

本当は「外国籍選手が3人登録されている場合、2試合連続で同じ組み合わせは駄目」みたいなレギュレーションが欲しかったのですが、そうならないので各チームの采配で何とかして欲しいところです。

シーホース三河

シーホース三河の補強がやばいです。ドキドキワクワクの予感がすごいので、今季はシーホース三河を観戦の中心に据えようかと思っています。

金丸、ガードナー、川村、岡田と超オフェンス布陣がどう機能するのか、それとも機能しないのか。昨シーズン中に大胆な起用変更、このシーズンに向けては大補強、というのは貴美一HCも背水の陣で挑んでくるのではないかと思い、その観点からも注目。

HCにある意味では見染められたPGである熊谷と、敢えて他のチームから連れてきた長野のPGコンビニも注目しております。

あと2月に比江島がウイングアリーナに凱旋するホームゲームもありますね。それも面白そう。

優勝争い

チャンピオンシップはやっぱりアルバルク東京なのかなあと、2シーズン連続で同じ予想をしてみます。って3連覇になっちゃいますけど。でも前シーズンのチャンピオンシップではルカHCがチャンピオンになるために用意したいくつかの仕掛けにはとても感心しました。

日本のHC陣も素晴らしい人材が揃っていると思っておりますが、まだそういうレベルで、というかあのレベルの用意周到さでチャンピオンを狙ってくるHCがいないのかな、という気がしています。どうなりますでしょうか。

ただもちろん千葉ジェッツは強いですし、宇都宮ブレックスも強いですし、この3チームはそこまで大きく布陣も変わっておりませんので、どこがチャンピオンになってもおかしくない3チームだと思います。もう本当にバランスの問題と言いますか。

この3チームに割り込む実力のあるチームはいるでしょうか。前述のシーホース三河はハマればもしかすると、です。が、長くて辛い1シーズンを通して考えたときに、一回の爆発力でなく、安定した力でこの3チームに絡めるチームはまだ誕生していないかもしれません。

B2

予想とかじゃないのですが、今シーズンはB2の観戦に行きたいです。実は行ったことがないのです。アスフレのホームが実は職場の近くなので、今度こそ平日開催のときにでもチャンスを狙いたいと思っております。

注目しているチームはシーホース三河と同様の理由で広島ドラゴンフライズ。元熊本ヴォルターズの古野、B1から参戦した谷口、B2得点王のケネディと強力な布陣になりました。今季こそはB1に上がってみせるということでしょうね!

公式ボール

公式のボールが変わったみたいですね。当然のことながら各チームは既に練習で使っているでしょうけれど、新しいボールに慣れるというのはそこまで簡単なことではないと思います。

もしかするとシーズン序盤はシューター達の確率に影響を及ぼすかもしれませんね。インサイドの選手にはそこまで大きな影響はないかもしれませんが。

ワールドカップでの学びを受けて、レフェリーの笛に注目が集まってますね。こちらはレギュレーションというよりは、何というかレフェリーさん達の「意識」みたいな問題だと思いますので、今シーズンから笛の感じが変わってくることも予想されます。当然勝敗にも影響してくると思います。

実は既にアーリーカップでも、今までなら鳴っていたような笛が鳴っていない気がするケースが何回かありました。こちらはもしかするとファウル数でデータに出るかもしれません。そのうち確認してみます。

そう言えば漆間さんもプロレフェリーになりましたね!こういうニュースはリーグが前進している証拠だと思うので、聞くとすごく嬉しいです。

まとめ

殴り書きの記事になりましたが、つまるところBreak the Borderということで、皆様よろしくお願い致します!