くだらない話と言いつつも前回のエントリの続きを思いついたので書いてみる。
おそらく「有る」または「在る」ということの価値が激減したんだろうな、と思いついた。つまり「有り難い」という言葉が形成されてきた時代ではまだ色々な物や情報が少なくて、「有る」ということが非常に嬉しいことだったんじゃないだろうか。「有る」ということに非常に価値があったんじゃないだろうか。だから「有り難い」ものは「ありがたい」というロジックがすんなりと成り立った。
しかし今は物も情報も溢れている時代。「有る」ことにあまり価値は無い。いやむしろ余計なものには存在してほしくない。この溢れるばかりの状況の中にもう余計な何かを増やして欲しくない。そんな時代。つまり「有り得ない」ものには「存在して欲しくない」ので「ありえない」はネガティブな言葉としてすんなりと解釈される。
「有り難い」と「有り得ない」にはそんな時代的な背景があったりして。いや、勝手な想像ですが。
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「ありえない」って感謝の言葉として使えないかな
「ありがたい」って漢字で書くと「有り難い」。つまり「存在することが難しい」、「あまり存在していない」、「希少価値がある」とかそんな意味。そしてそんなものだから頂いたりすると「たいへんに嬉しい」、「凄く感謝する」というような意味になった訳だと思いますが、その流れでいくと最近若者言葉として定着した感のある「ありえない」も感謝の言葉に使ってもいいんじゃないかと思うけれど、とくだらないことを考えてみた。無理か…。
大衆受けの大衆って誰なのか?
これ読んで、前に書こうと思っていた話題を思い出した。
私は「なぜテレビ番組の低俗化が進んでしまうのか?」という疑問に対する答えは、マクドナルドに代表される「ジャンクフード・ビジネスモデル」にあると思う。「ジャンクフード・ビジネスモデル」とは、慢性的な食料不足にあった原始の時代から人間のDNAに刻み込まれた「とりあえずカロリーがあるものやしょっぱいものは食べられるときに食べておく」という基本的な欲求に直接的に訴えかけることにより、とにかくより多くの利益をあげることを最優先にし、客のリピート率を上げ、客単価を一円でも多くし、フランチャイズ化でマーケティング効率をあげ、マニュアル化と非正社員の活用で利益率を上げることに究極にまで効率化をはかったビジネスモデルのことである。
「大衆向けの娯楽」とか「一般大衆」等、「大衆」という言葉はよく使われるし、僕も使う。あるとき「じゃあ、大衆って一体誰なわけ?」的なツッコミを受けたことがある(まあここには「お前はそんなに偉いのか」的な批判の意味がこもっていた訳なんだけど)。で、それに対する返答をブログにしようと思っていたんだけど、結局大衆というのは皆の心の中に潜んでいるものである。もっと言うと、どんな人も共通して心に持っているものを大衆と呼ぶのだと思う。例えば食べ物の話題は大衆受けする。ほとんどの人は食べ物に興味があるから。恋愛の話も大衆受けする。ほとんどの人間は色恋沙汰に興味があるから。今のテレビ番組は大衆受けするように作られている。より多くの人をテレビに釘付けにしておくメソッドを模索した結果、現在は中島さんが説明されている様な演出が最適解だいうことなんだろう。
という訳で、面白い番組を作ってもらおうと思ったら、やはり「一部の人にしか受けない」番組をもっとたくさん作ってもらうのが一番じゃないかと思う。その為にもチャンネル数を増やしてもらうしかないかなぁ。
はてなスター
なんやら星が消せないだかなんだかで騒ぎが起こっているようだけれども、とりあえず僕ははてブに変わる(多分)エントリ評価方法としてこれには賛成。手軽で良さそうだし、ちょっと前に梅田さんのチャットイベントで話していた「褒めよう」的な話がここに来て具体化してきたのかな、という印象を持った。
それにしても星が消せる消せないなんて、しばらく時間が経ってしまえばどうでも良いことだと思えてくると思いますけれど。それに消せないようにしてるってのは、何かそこに哲学がある訳で(技術的にはやろうと思えば一瞬だろう)。それを無視してユーザー無視とか言っているのはかなり違うと思う。ユーザーはあなた方だけではないし。
とりあえずこのエントリにスターを付けてみるテスト。
追記
あとこのスター機能って、どことなくトリビアの「へぇ」ボタンを思い起こさせる。なのでスターをクリックしたときに星が瞬くとか、そういうリアクションが欲しいと思う。
はてな離れその1
とりあえず、はてなRSSからGoogle Readerに転向した。特に技術面でどうこうという理由ではなく、はてなブックマークが付かないRSSならなんでも良かった感が強いのだが、それでもGoogle Readerの方がさくさく動くのでその面でも良い選択だったかもしれない。
次は今まで過去に溜めてきたはてブをどうするかが問題だ。
狙ってるタイトルに冷めてしまいませんか?
うーん、うまいタイトルは付けられなかった。
「食い逃げされてもバイトは雇うな」を読むと、「Web2.0ブーム」を引き起こした一番の原因がそのネーミングにあったこと、「ゲド戦記」の宣伝に使われた「宮崎五郎 第一回監督作品」というキャッチフレーズがとても戦略的であったことなどを、丁寧に解説してあり、山田氏がこの手のタイトルやサブタイトルを通したマーケティングに関してとても深い洞察力を持つ人であることが良く分かる。「さおだけ」がミリオンセラーになった理由は、そのタイトルにあったのである。
マーケティング上というか営業上というか、タイトルが非常に重要な役割をしているのは間違いないのだが、最近どうも書籍にしろ映画にしろ、「狙ってんだろうなぁ」というタイトルを見ると、まるでそれらが「買って!買って!」と僕に問いかけてきている様な気になってしまい、冷めてしまう(勿論関心することも多いのだが)。
特に翻訳本に顕著なのだけど、売れようとするばかりに「おいおい、そりゃあ誤訳だろ」とか「どっから来たんだこのタイトル」とかそんな風に思わされることも多く、タイトル喰いのこの世界にこれでいいのかと疑問を持ってしまう。なんか映画や小説だと「愛」とか「恋」とかそういう文字を入れると売上が大分違うみたいな話があるみたいだし、経済本やビジネス本でもそのときそのときに流行っている概念とかをタイトルに組み込んだ方が売れ行きも上がるんだろう。
まあたとえタイトル喰いの傾向があっても、中身があれだったら結局淘汰されるんだから問題がないのではないかと経済原則を信じてみたりもするが、ちょっと心配になりますよ。世の中にこれだけ「○○の品格」とかそういう言葉が出回ったりしてるの見ると。
しかしひとつ疑問に思うのだけど、タイトルを勝手にいじられる原作者はどういう気持ちなんだろう。その方が売れるというのもあるだろうし、その国の言葉とか言葉の持つニュアンスを知らないから口出しも難しいんだろうな。
被はてなブックマーク数が100を超えました
特にはてブを付けられることを意識してブログを書いている訳ではないが、なんとなく被はてブ数が100に近づくにつれ意識をしていた。
『二十代は模索のときブログ』 の新着エントリー – はてなブックマーク
だからどうという訳でもないが、何となく嬉しかったので記録しておく。
松坂ブームで気付いたアメリカの敷居の低さ
アメリカっていう国は、とにかく大抵の物事に対して敷居が低い。これは純粋に人の気持ちの問題であるのだが、アメリカっていうのは「まあとりあえずこっちに来て一緒にやってみようよ」と声を誰にでもかけているような国だと思う。だから初心者に対して非常に優しいんだと思う。
松坂関連のニュースを見ていてその考えが急にまとまった。
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お金に関する5つのルール
しかし、金融業界に身をおくものとして、僕は「お金のリテラシー」の本質は資本コストでも割引現在価値でもポートフォリオ理論でもなく、もっともっとシンプルなものであると思う。以下、考えた「5つのルール」:
無理矢理キャッチーな感じにアレンジしてみました。あまり上手くないので、もっと上手に作れる人がいたらお願いします。
Make an effort to maximize your property
資産を増やす努力をしよう。
Offer somebody you trust to advise you
信頼できる人にアドバイスをお願いしよう。
Never think there is any easy way in the market
うまい話は市場にはない。
Earning much money doen’t always make you happy
稼いでも幸せになるとは限らない。
You should do what you can do
自分が出来ることをしよう。
ブログのデザインを変更しました
四月ということで何か新しいことを始めてみたかったのと、はてなのデザインが刷新されたということから、ブログのデザインを変更してみました。今はまだデフォルトのままなので、今後も少し微調整が入るかもしれません。
今後とも本ブログをよろしくお願い致します。