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自動翻訳の技術が進化しても英文読解の能力は必要か

Google 翻訳は、自分の言語で他言語のコンテンツを利用するお手伝いをします。例えば、日本語で英語の情報を探したり、英語でフランス語の情報を探すことができます。

Google Japan Blog: 言葉の壁を越えて検索

Googleの翻訳へのアプローチが統計的な手法に基づいているという記事を以前どこかで読んだ。そのときからいつか考えなければならないと思っていたのだが、今後自動翻訳の技術が進む中で、英文読解の能力というものの位置づけはどう変わっていくのだろうか。特に僕は「英会話もいいけど、英文読解の方が重要かもよ」といったポジションで英語について色々言ってきたところもあるので。
いずれGoogle Book Searchと自動翻訳の技術が組み合わされば、世界中の本も「ある程度の翻訳精度」で自言語で読める様になるかもしれない。それにあと本の変わりになるデバイスの物凄いものが出れば、読書ライフも大きく変わるかもしれないな。これは有機ELとかそういう技術の行き着く先だろう。
今はまだ英文読解の能力は間違いなく必要だろうからまだ深く考えないけれど、教育関係者とかはそろそろ真剣に考え始める必要があるだろう。

英語のテストで良い点数を取る学習方法

何か自慢するようであれなのだが、僕は今まで英語系のテストで以下の様な成績をとってきた。多分大半の人からすれば十分な点数なのではないかと思う(ちなみに大半では無い人とは、英語を自分の一番の武器としてやっていこうとしているような人)。

テスト 点数 満点 受験時期 受験回数
TOEIC 940 990 2002年 2回。1回目は810。
TOEFL(PBT) 620 667 2002年 4回。530→550→580→620。
TOEFL(CBT) 253 300 2002年 1回。ただしPBT3回を受けた後。
IELTS(General) 7.5 9 2007年 2回。1回目は2004年で6点。

おそらく何らかの目的で上記のテストを受けている方はたくさんいると思うが、その様な方々と勉強方法のシェアが出来ればと思い、このエントリを書くことにした。「この勉強方法を実践しただけで点数が○○点上がる!」といった怪しげなものではなく、「結局当たり前のことを実践するのが一番の近道なんだな」という教訓めいたエントリになることが予想されるのはご了承を。

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リスニングの点数を上げたければ素早いリーディングが必要

なんか妙にはてブが集まっていて「英語関連記事って相変わらず人気あるな」と思いながらざっと読んだんだけど、うんこれは良記事だった。

リスニングの先読みの練習もする。この練習は、ある程度聞き取れるようになってきてからやる。理想は3つの問題文読み上げている24秒の間に次の問題の問題と選択肢に目を通す事。最初は絶対無理、って思うかもしれないけど出来るようになる。というかこれができないと、よっぽどハイレベルなリスニング力がない限りまともなスコアはとれない。

中学生レベルの英語力の奴が4ヶ月でTOEIC「Bクラス」を出す方法 (b) – log

良記事なので特に追加したいこともないが、一部を強調だけしておきたい。

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英会話は大きな声で話さないといけない

英語を話すとき、一番心掛けなければならないと思っているのは「Speak loudly and clearly」ということ、つまり「大きな声ではっきり話せ」ということだと思っているのだけれど、これについて少し日本語との違いを見ながらもう少し強めのメッセージを送りたい。

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韓国の英語教育について現地で話を聞けた

韓国の英語教育熱が凄いという話は、新聞やテレビなどで何度も目にしたことがある。ググってみても色々な記事が見つかり、隣国の英語教育についての我が国の関心の高さが伺える。
韓国の英語教育について、現地のガイドさんから貴重な話が聞けた。

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文章ベースで意味を把握している英語を聴き込む

人力検索はてな : 聞き流しの英語学習。仕事中に…

聞き流しの英語学習。
仕事中に音楽を聴いているのですが、特に音楽が好きというよりは、耳栓がわりです。

そこで、せっかくなら英語を聞くだけで、そこそこ英語が聞き取れるようにならないかな?と考えています。効果的な教材はありますか?

よほどの癖や訛りのある英語でなければ、リスニングの教材に重要なのはそのスクリプト(話している内容が文章に起こされたもの)が手に入ることと、出来れば日本語訳が手に入ることである。内容の良し悪しは自分にとって興味のある話題かそうでないかくらいの判断でよい。

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英会話の能力を飛躍させる意外な方法

IT Conversationsにて、Rubyの作者であるMatzことまつもとゆきひろ氏の英語による公演を聴くことが出来る。冒頭で「自分はあまり英語が上手くないから、お馬鹿さんと思われるかもしれないけど…」と前置きをしているものの、上手い。英語は話せるようになっておくべきだと思うエンジニアの方は必聴だろう。個人的にはMatz氏の英語は、日本人英語っぽくなく、どちらかというと中国人の英語に近い響きを感じた。なぜだろう。
ところでMatz氏の公演とは関係がないが、先日英会話の能力を飛躍させる、意外かつ画期的な方法を偶然にも見つけた。

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「英語が出来なくてもいいや」と絶対に思わないこと

ウノウラボ Unoh Labs : 海外経験のない典型的理系人間が日常会話レベルの英語を話せるようになるまでの道のり

尾藤正人です。

最近僕のアメリカ人の友達がオフィスに来たときに英語で会話をしてたのですが、ようやく僕が本当に英語が話せることが証明できて存在価値を認めてもらえるようになりました。

上記リンク先に書いてある勉強法などは各自工夫して色々な方法を試していけばいいだけの話だが、大事なのは序文「英語が話せることで存在価値を認めてもらえるようになった」という箇所。

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話し方を学ぶべきはむしろ非ネイティブから

On Off and Beyond : すばらしい英語勉強法

日本人がマトリックスのDVDをみながら、ヘッドフォンで聞きつつ画面と同じスピードでせりふを言ってます。。超カタカナ発音なので「お笑い」扱いなんだけど、実はこの人の英語はわかりやすい!しかも、これ、とっても優れた英語の練習法であります。

久しぶりに英語の話。

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小学校における英語教育論争

英語教育の話が出ると必ず出てくるのが「日本語の勉強が先なんじゃないか?」とかそういう話なんだけど、これが分からない。例えば以下のような記事がある。

英語導入に反対、または消極的な立場の委員、有識者らの間には、「小学生には正しい日本語を教えることが先決だ」という主張が多くある。子供たちの読解力やディベート能力不足が指摘されている昨今、相当に説得力ある意見だ。

この意見のどこが「相当に説得力ある意見」なのか私には分からない。英語と国語の勉強は両立出来るのでは。算数と国語と同時進行で勉強してるのとそんなに変わらないと思うが。子供達の読解力やディベート能力が不足してると本気で思うなら、それは国語の授業を改革するという動きにつなげていくべきであって、英語の授業に反対するという動きはおかしい。加えて個人的な意見だが、英語の勉強は「日本語での読解力やディベート能力」を高めます。他の言語を学ぶという行為には、そういった要素も含まれるものである。特に英語はディベート向きの直接的な言語であり、日本語からは学べないディベートの能力を、英語から学ぶというのは十分ありえると思う。
脱線した話を元に戻しますが、まずこの問題に対して日本がやらないといけないことは何かというと、

「英語」という曖昧な言葉で議論を進めるのを止めること

である。どいつもこいつも英語という言葉を使っているが、実は「日常英会話」について語っていたり、「英語の読解」について語っていたりと中身はバラバラだ。これでは議論が噛み合う訳もなく、終わらないいたちごっこを続けているだけになってしまう。
例えば私が上述した意見は、次のように語るべきである。

加えて個人的な意見ですが、英語の勉強は「日本語での読解力やディベート能力」を高めます。他の言語を学ぶという行為には、そういった要素も含まれるものである。特に英語はディベート向きの直接的な言語であり、日本語からは学べないディベートの能力を、英会話を使って外国人と話すことにより習得する、というのは十分ありえると思う。

ディベート能力を高めるのは「英語を使って自分の意見を述べる」ことを通してであり、「英語の勉強を通して」ではない、こういった部分をはっきりさせる必要がある。
勢いが先行してまとまりの無いエントリになってしまったが、私の主張は一つで、「まず議論を進める前に、英語という曖昧な表現は止めろ」ということ。そうでなければその議論から有益な何かが生まれるとはとても思えない。