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「コンピュータのしくみを理解するための10章」

コンピュータのしくみを理解するための10章

コンピュータのしくみを理解するための10章

おそらくコンピュータサイエンスを高校生や大学生に教える際、本書が入門書として適しているのではないかと思う。

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手嶋龍一、佐藤優「インテリジェンス 武器なき戦争」

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)

「へぇ〜、ついに幻冬舎からも新書が出たのか」と書店で眺めていたところ、こんな興味深い対談本を発見。この二人で面白い話にならない訳がないので即購入。

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一松信「暗号の数理」

改訂新版 暗号の数理―作り方と解読の原理 (ブルーバックス)

改訂新版 暗号の数理―作り方と解読の原理 (ブルーバックス)

「暗号やるならまずこの一冊から」と自信を持ってお奨めできる内容。著者の文章は平易で読みやすく、数式もそんなには出てこない(特に前半は)ので数学嫌いの人でも楽しめる。話の種になりそうな雑学的な内容もいくつか含まれている。

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中島隆信「これも経済学だ!」

これも経済学だ! (ちくま新書)

これも経済学だ! (ちくま新書)

経済系の新書が元気だ。次々に出版されているし、どれもこれも興味深いので大変に嬉しい。正直経済学の理論書は眠くなりそうなものが多いので、まずこういった新書から色々な人に(特に若者に)経済学を学んでもらおうという大学の先生方の意図もあるのだろう。「経済学者の新書執筆も経済活動だ」ということでいいですかね。

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Mike Gancarz「UNIXという考え方」

UNIXという考え方―その設計思想と哲学

UNIXという考え方―その設計思想と哲学

UNIX初心者だとコマンドリファレンスなんかを最初に購入してしまいがちだと思うが、本書も併せて購入して欲しい。これを読めば「ls」とプロンプトに打ち込む作業が何倍も深くなる。

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石原慎太郎「弟」

弟

僕なんかが述べるまでもないことだが、石原兄弟に限らず兄弟や姉妹というのは不思議な関係を保てる間柄だ。そこには明らかに友人関係や恋人同士と違う何かが存在するし、友人関係や恋人同士に存在する何かが存在しない。つまりどんな兄弟関係も特別なのだが、やはり石原兄弟にはそれを超えた「特別な何か」が在ったように思えた。

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大場 つぐみ、小畑 健「DEATH NOTE全12巻」

DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)

DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)

DEATH NOTE (12) (ジャンプ・コミックス)

DEATH NOTE (12) (ジャンプ・コミックス)

漫画を購入したのは何年ぶりだろう。そして、こんなに貪るように読めたのは何年ぶりだっただろうか。

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江國香織、辻仁成「冷静と情熱のあいだ」

冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)

冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)

冷静と情熱のあいだ Rosso (角川文庫)

冷静と情熱のあいだ Rosso (角川文庫)

同名の映画はいつだかに見たが、ブックオフの105円コーナーにあったので何となく購入。二人の著者が交換日記のように物語を書き上げていくという手法は面白かったものの、やはり内容は女性向けかなというところ。

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須田慎一郎「下流喰い」

下流喰い―消費者金融の実態 (ちくま新書)

下流喰い―消費者金融の実態 (ちくま新書)

必読、必読、必読。新書を読んで震え上がったのは始めて。著者の綿密な取材活動によって裏づけされた本書の内容は、思わず「これがわたしの知っている日本か?!」と疑ってしまいかねないないようなのだが、強烈なリアリティを持ってあなたの頭に入り込んでくる。
現代の金融を学ぶ上で教科書とするべき一冊。

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清水輝彦「シアトルの驟雨」

シアトルの驟雨

シアトルの驟雨

シアトルを舞台にした小説を読みたいが為に、Amazonでタイトル買いをしてしまった。「タイトル検索買い」という購買行動はインターネットというテクノロジーが生み出した人間の新しい行動パターンと言えるだろう。
本題の中身だが、シアトルという都市のファンは必ず読むべし。

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