
- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/04
- メディア: 新書
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以前にも取り上げた本書ですが、ちょっと空いた時間に読むために買ってみました。
やはり結論から言うと、大前氏はいつもと同じ事を言っていた。ホリエモンが取り上げられたりしているのに時代を感じるけど、初めて大前氏の本を読んだ何年か前とほとんど一緒の内容なのだ。大前氏がこれほどハイペースで本の出版が可能なのも、根底にあるアイデアは常に同じで、それを飾り付ける言葉やエピソードが違うだけだからなのだろう。同じことが和田秀樹氏にも言えそうだ。
とはいえ大前氏が繰り返し叫んでいる内容は、日本人ビジネスマンは真摯に受け止めるべきである思う。今回も明確に
- 英語力
- 財務力
- 問題解決力
を身に付けるべしと論じている。特に英語に関しては僕も同意見だし、財務力(財務感覚と言ったほうが良いかも)は欧米に比べると日本人はまったく持っていない。自戒も込めてこれは事実だと言っておきます。問題解決力はつまるところ論理的思考能力、事実に基づいて論じる能力、ディスカッションする能力などのことを指しているようで、これも日本人に足りないところ。
あと本書では論じていないけど、「行動力」っていうのも大切かつ、日本人に不足している能力だと思う。コンビニで働いている中国人を見ると本当にそう思う。