視聴者化するブックマーカーによってブログがつまらなくなる

はてなのトップページの記事が大衆化して久しいが(ブックマーク数も本当に大きくなった)、最近はホットエントリも大衆化の傾向を見せている。

こにの壷焼 : はてブに翻弄されるブロガー

はてブについつい振り回されて、本当に書きたいこととは違うはてブ狙い、はてブされやすい迎合した記事を書こうとしてしまって、だんだん書けなくなるというのはあるよなあ・・・と。

このままじゃブログがテレビや新聞と同じものになっていってしまう。

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繰り返しになるが、最近のはてブの数の大きさとはてブされている記事の内容の無さには首を傾げることが少なくない。勿論レベルの高い記事が多いことも否定しないし、ネタ的な記事を否定する気もない。ブックマーカーに迎合した記事もたまにはあっても良いだろう。
でもそれが主流で良いのだろうか。このままではテレビ番組とまったく同じになってしまう。日本のテレビ番組の中にだって知的にレベルの高い素晴らしい番組というのはある。しかし何といっても主流なのは大衆に向けたバラエティ番組だ。ネタ記事を批判しないようにバラエティ番組を批判しないし、お笑いは好きだけど「それが主流」というのには疑問を抱かざるを得ない。
以前、ブログの世界にも大分広告費が流れ込む仕組みが整理されてきたことによるブログの大衆化を心配して以下のようなエントリを書いた。
二十代は模索のときブログ : 広告はブログまでも殺してしまうだろうか

何年後かに「どんだけググってもイカれたブログばかり」、「ガキの見るブログばかり」、「まるでCMのようなブログばかり」といったことにならなければいいんだけれど。

ただもしかすると、ブロガーの関心が「アクセス数」という金ではなく「ブックマーク」という栄誉だとしたら、ブログを殺すことになるのはブックマッカーなのかもしれない。
いずれにせよ、はてブに関する色々なツールを調べてみて、玉石混淆から玉を探す労力を減らさねばならない。