月別アーカイブ: 2007年1月

納豆捏造と「女性は機械」発言

どちらの問題についても、その問題自体についてはコメントはしないというか「まあ勝手にやってくれ」というのが今のスタンスであり、はっきり言って関心がない。
ただこの問題に顕著なのだが、ここのところのリアルの世界とネットの世界の関係について考えると、どうも僕が理想としていた「ネット言説」とも呼ぶべき(または呼びたい)世界は存在していない、もしくは構造化されておらず、Googleでも容易に辿り着けない位置にあるような気がしている。

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Closureについて考えてみる

実は恥ずかしながらクロージャというものがイマイチ何だか分からないというか、何の為に使うのか、何で便利なのかとかまったくもって分からなかったのだが、先日ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たちの第13章「オタク野郎の復讐」のプログラム比較例を見ていたら突然理解が進んだ。

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アルファブロガー2006

アルファブロガー : アルファブロガー2006 結果発表
僕もプログラマだし、自分が推薦したブログも技術系のものが含まれているのだが、やっぱりこのランキングを見るとどうも技術系に偏っているのが気になる。それに正直面白く読ませて頂いてはいるものの、id:naoyaとかid:jkondoがアルファブロガーなのかと言われると「う〜ん」というのが正直なところ。
まあでも「じゃあどう抽出すればよいのか」と問われても困るのだけれど。

レスリー・A・ヤークス、チャールズ・R・デッカー「シアトルの伝説のカフェ」

シアトルの伝説のカフェ (ランダムハウス講談社文庫)

シアトルの伝説のカフェ (ランダムハウス講談社文庫)

  • 作者: レスリー・A・ヤークス,チャールズ・R・デッカー,有賀裕子
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2006/12/02
  • メディア: 文庫
  • クリック: 9回
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またシアトル系だということだけで本を購入してしまった。

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インド人はなぜゼロを見つけられたか

インド人はなぜゼロを見つけられたか (小学館文庫)

インド人はなぜゼロを見つけられたか (小学館文庫)

空いた時間を潰そうと購入。きちんと中身を確認しないで購入してしまい、数学系の本かと思っていたらそうではなく、インドを主に経済の面から紹介した本だった。まあエコノミストが書いているので当たり前と言えば当たり前なのだが。

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和田秀樹「バカとは何か」

バカとは何か (幻冬舎新書)

バカとは何か (幻冬舎新書)

「人からバカと思われたくない」というのは大体万人の共通意識だと思うが、それを著者の和田氏は極端に恐れているという。そんな著者が「バカと呼ばれないにはどうすればよいか」、「そもそもバカとは何か」、「バカにはどういう特徴があるのか」を氏の豊富な知識を用いて分析した本。氏がバカについて考えた過程がここにある。

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NHKスペシャル「グーグル革命の衝撃」

http://www.nhk.or.jp/special/onair/070121.html

昨晩録画し、今朝確認。色々突っ込みどころはありますが、全体としては佐々木俊尚氏の著書と大体同じかな、という感想を持った。内容があまり批判的なものでなかったのには少し驚いたというか、もう少し「ネットの否定的側面」が強調される内容が含まれるかと思ったがそうでもなかった。グーグル八分も取り扱われていたものの、否定的な側面からの報道ではなかった。まあ強いて言えばゲールさんのグーグル中毒か。
それにしても検索ランキング向上策でページが汚れるなんて絶対嫌なのだが、検索結果が死活問題となる企業にとってはそれどころではないのだろう。なんか資本主義の嫌な面を見たようで気分が滅入った。

今回の納豆騒ぎのような事件で僕が感じる疑問

先日たまたま書いた納豆に関するエントリでも言及したあるある大辞典の放送が問題になっているようだ。正直くだらない騒ぎだと傍観しているし、番組がどう転ぼうが知ったことでもないのだけれど、この件に顕著なのだが、気になることが二つばかしあるので一言。

  1. 科学的知識の無い人間ほど、科学的な根拠(一見そう見える)に弱いのはなぜなのだろう?
  2. 「効果がある」というのはどれくらいの閾値を超えたら使ってよい形容詞なのだろう?

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佐藤優「獄中記」

獄中記

獄中記

佐藤氏自身も本書で書いていたと思うが、本書のような獄中体験記を読み進めていると、まるで自分が獄中にて執筆活動でも行っているかのような追体験が出来てしまう。もちろん物理的な環境は異なっているし(本書のほとんどは通勤電車で読んだ)、自分が佐藤氏のように獄中にて真摯に自分と向き合ったり、語学の向上に取り組めるかどうかは自身が持てないが、それでも彼の体験を少なからず吸収できた気がする。やはり読書というのは素晴らしいものだ。

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