今回の納豆騒ぎのような事件で僕が感じる疑問

先日たまたま書いた納豆に関するエントリでも言及したあるある大辞典の放送が問題になっているようだ。正直くだらない騒ぎだと傍観しているし、番組がどう転ぼうが知ったことでもないのだけれど、この件に顕著なのだが、気になることが二つばかしあるので一言。

  1. 科学的知識の無い人間ほど、科学的な根拠(一見そう見える)に弱いのはなぜなのだろう?
  2. 「効果がある」というのはどれくらいの閾値を超えたら使ってよい形容詞なのだろう?

1はちょっと前に話題になった「子供の道徳教育に科学を求めるな」の件とちょっと似ている。2は普段から悩む問題。例えばTOEICで900点を取りたいという人間が「1日1単語を暗記しています。これは効果ありますか?」とか聞いてきたらどうするか。効果が無いことはない。でも足りない。圧倒的に勉強量が足りない。でも効果がないとは言えない。テレビで放送されるダイエットに関する情報はほとんどこの例と似たようなものだという気がする。番組を攻める前に考えることがある人が多数いそうだが。