Winny判決で再度実感した訳なんだけど、日本という国はほんとイノベーションを起こすのに向いていない国だ。それはなぜかというと、結局「イノベーションが起こす弊害」を許容する度量がまるでない。既得権益がどうとか従来の産業構造がどうとかそういう分析もあるんだろうけど、結局「何か悪いことが起こるくらいだったら今までと同じやり方でいい」的な空気がどうも蔓延している。
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Winny判決で再度実感した訳なんだけど、日本という国はほんとイノベーションを起こすのに向いていない国だ。それはなぜかというと、結局「イノベーションが起こす弊害」を許容する度量がまるでない。既得権益がどうとか従来の産業構造がどうとかそういう分析もあるんだろうけど、結局「何か悪いことが起こるくらいだったら今までと同じやり方でいい」的な空気がどうも蔓延している。
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念のため断っておきたいが、上記のような議論が全ての実名ブロガー、匿名ブロガーに当てはまる等と言う気はない。逆の現象を目にすることだってある。ただ実名のブロガーが何か重い制約により、とがった意見しか述べられない傾向にあるかと問われれば、そんなことはないと言いたい。
実名ブロガーがどれくらいの割合で存在するのか。ちょっと気になったのではてなで質問をしてみた。
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これは一考してみる価値があるかもしれない。
二十代は模索のときブログ ; プログラマとしての能力の男女差へのはてブコメント
当たり前。実名ブログの限界。
実名ブログでは、匿名ブログでは超えられる壁を超えられないのだろうか。
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韓国に行って非常に強く感じたことのひとつに、韓国の対日感情の良さ、がある。韓国と言えば中国と並んで歴史問題が常に議論の俎上にあり、経済的には良好な関係にあるものの対日感情が悪い国であるかの様にマスコミが取上げる国である。だが、韓国の対日感情は良い。僕が今回出会った韓国人は観光業を生業としており、僕が客という立場だったことを差っ引いても断言できる。今の若者が韓国の中心となる時代には、両国は非常に良い関係を結べるはずだ。
そして何と言っても、その未来へのドアを抉じ開けた存在として、ぺ・ヨンジュン氏と草磲剛氏の貢献は忘れることは出来ない。
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ユーザに極めて近い立場で仕事をしていると、当たり前かもしれないけど「顧客満足度」という旗の下に顧客至上主義になっていく。クレームを出してくるユーザに如何に対処するか、ユーザの負担をどうやって減らすか、ユーザに如何に喜んでもらえるか、これらのことが行動する上でのベースになっていってしまう。誰だって目の前で怒鳴っているユーザが居れば、そのユーザが世界の中心かと錯覚してしまうものだが、自社の利益ということを考えると、上記のような行動原理は必ずしも正しくないというか、間違いの場合が多いように思う。
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まだ修行中の身で、自分のことでいっぱいいっぱいだという人が僕を含めてほとんどだろうけど、最終的に自分のやっていることが世界に対してどのような影響があるのか、本当は常に頭に入れておかないとならない。
後藤貴子の米国ハイテク事情 : コンピュータは人間を進化させるか アラン・ケイ氏インタビュー
それはなぜなのか。どんな未来を見て、そういう活動をしているのか。先頃、幸運にもそんな話を聞く機会を得た。答えははっとするほど哲学的だった。
ケイ氏の目標は、子供の科学的・論理的思考力を高め、未来の大人社会の意識を改革することだ。
以前に紹介した梅田望夫氏と吉岡弘隆氏の対談の中で、話題が「会社としてのはてな」になったとき、梅田氏が以下のように述べていた。
起業家・WEBデザイナー・SE→CIOを目指しつつの大学生のアレ – はてなの作り方
ほっとけばベンチャーってのはどんどん技術会社じゃなくなっていく。
なぜなら経営的にやるべきこととエンジニアがやりたいこととは結構相反するから。けれどもはてなやgoogleのようなエンジニアの楽園を作るにはある程度の経営的な縛りが必要。
はてなでは決定権は役員にあるわけではなく、エンジニアが最終的には決めるような作りらしい。
この問題は結局「トップがエンジニアを信頼できるのかできないのか」そこに懸かっている。そしてそういう意味でははてなはまだ会社として、そこが揺らぐ危機に面していない。
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東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング
最近どうも気になる風潮がある。それは世間一般で「良い脳 = 若い脳」という図式がさも当たり前のことかのように扱われていること。
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My Life Between Silicon Valley and Japn : 昨夜の対談イベントの音声、YouTube映像
昨夜行なった「シリコンバレー精神」刊行記念対談イベントの音声を取り急ぎ、アップします。吉岡弘隆さん(ミラクル・リナックス)をお招きしての、シリコンバレー精神とオープンソース思想を巡ってのトーク約一時間(ちなみに、ときどき会場から突っ込んでいる人はDan Kogaiさんです)。
この対談、参加を希望していたんだけど残念なことに外れてしまいました。
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ウェブ上で動画広告が一般的になるのも時間の問題か。
The New York Times : Google Joins Viacom in Web Test of Video Ads
Google has struck a deal to allow Web site owners to put video clips from Viacom, including “SpongeBob SquarePants” and MTV’s “Laguna Beach: The Real Orange County,” on their pages. The clips will be accompanied by advertising, with Viacom, Google and the site owners dividing the ad revenue.