読書記録」タグアーカイブ

Chris Anderson「The Long Tail」

The Long Tail: Why the Future of Business is Selling Less of More

The Long Tail: Why the Future of Business is Selling Less of More

正直言うと中盤からかなり冗長な内容だったと思う。具体的に言うと同じ話が毎章毎章繰り返されているかのような印象を受けた。それもあって第5章くらいからはざっと目を通した程度。

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出井伸之「迷いと決断」

迷いと決断 (新潮新書)

迷いと決断 (新潮新書)

出井CEO時代のSONYの動きを思い出すに、この本に書いてある内容、つまりインターネットをビジネス界に落ちた隕石に例え、その大変化後の時代に適したSONYを作ろうという彼の考えは「ある程度」は成功したと思うし、「日本でのネットへのインターフェースは全てSONY製品となるんじゃなかろうか」なんて僕も当時思っていたことを思い出す。

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レスリー・A・ヤークス、チャールズ・R・デッカー「シアトルの伝説のカフェ」

シアトルの伝説のカフェ (ランダムハウス講談社文庫)

シアトルの伝説のカフェ (ランダムハウス講談社文庫)

  • 作者: レスリー・A・ヤークス,チャールズ・R・デッカー,有賀裕子
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2006/12/02
  • メディア: 文庫
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またシアトル系だということだけで本を購入してしまった。

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インド人はなぜゼロを見つけられたか

インド人はなぜゼロを見つけられたか (小学館文庫)

インド人はなぜゼロを見つけられたか (小学館文庫)

空いた時間を潰そうと購入。きちんと中身を確認しないで購入してしまい、数学系の本かと思っていたらそうではなく、インドを主に経済の面から紹介した本だった。まあエコノミストが書いているので当たり前と言えば当たり前なのだが。

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和田秀樹「バカとは何か」

バカとは何か (幻冬舎新書)

バカとは何か (幻冬舎新書)

「人からバカと思われたくない」というのは大体万人の共通意識だと思うが、それを著者の和田氏は極端に恐れているという。そんな著者が「バカと呼ばれないにはどうすればよいか」、「そもそもバカとは何か」、「バカにはどういう特徴があるのか」を氏の豊富な知識を用いて分析した本。氏がバカについて考えた過程がここにある。

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佐藤優「獄中記」

獄中記

獄中記

佐藤氏自身も本書で書いていたと思うが、本書のような獄中体験記を読み進めていると、まるで自分が獄中にて執筆活動でも行っているかのような追体験が出来てしまう。もちろん物理的な環境は異なっているし(本書のほとんどは通勤電車で読んだ)、自分が佐藤氏のように獄中にて真摯に自分と向き合ったり、語学の向上に取り組めるかどうかは自身が持てないが、それでも彼の体験を少なからず吸収できた気がする。やはり読書というのは素晴らしいものだ。

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佐藤優「自壊する帝国」

自壊する帝国

自壊する帝国

ブログやら雑誌やらで絶賛されている本書だが、前評判どおりの面白さ。2006年を代表する一冊であることは間違いない。

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カズオイシグロ「わたしを離さないで」

わたしを離さないで

わたしを離さないで

2006年の一冊として選択した書籍。特に何も言いません。ただ迫り来るものを受け止める。そんな読み方をして下さい。

村井純「インターネット」

インターネット (岩波新書)

インターネット (岩波新書)

「みなさんこの本きちんと読みましたか?」とネットに向かって質問を投げかけたくなった。WEB2.0という言葉に踊りに踊った2006年にガツン重い一撃を与える1995年の本書。正直昨年のウェブ関連の書籍の中に、本書に書いてある内容を超える概念が書いてあったという記憶はない。それはウェブ進化論とて例外ではないと思う。1995年のインターネット元年に村井氏が既に持っていたビジョンが11年かけて世に広まった。その広がりをWEB2.0と呼ぶんじゃないかと思ったくらい。

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高杉良「燃ゆるとき 会社蘇生」

燃ゆるとき 会社蘇生 (高杉良 経済小説全集)

燃ゆるとき 会社蘇生 (高杉良 経済小説全集)

経済小説家として有名な高杉氏の二作「燃ゆるとき」と「会社蘇生」が本書には収録されている。正直最初は「会社蘇生」というのはサブタイトルかと思ったが、そうじゃなくて別の物語だった。「燃ゆるとき」は同タイトルで映画になっており、以前に宣伝を見たときに読んでみたいと思っていたので購入。

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